今回は、今日から始まった自宅修習(正式には、自宅学修?)についてお話をします。
今回の自宅修習は、昨日緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請が出されたことに伴う特別な措置です。現状、対象地域の司法修習生に対する措置と思われますが、感染拡大の状況に鑑みますと、対象地域外の修習生も今度、自宅修習になる可能性が非常に高いと思います。
そこで、今回は、おそらく司法修習の歴史上、史上初と思われる自宅修習について、どのような学修を求められているのか、可能な範囲でお伝えをしたいと思います。
課題について
自宅学習は、緊急事態宣言の発令を受けた特別な措置であり、休暇ではありません。修習生は、実務修習に代替する課題に取り組まなければならないと言われています。その課題ですが、ツイッター等で確認する限り、各修習地や各クールによってバラツキがあるようです。私の場合は、①司法研修所から提案されたものと②実務修習地の裁判所指導教官(裁判修習中のため)からの提案されたもの、の二つの種類の課題が与えられています。
まず、①司法研修所から提案された課題は、白表紙を使った課題です。課題は、複数個あり、希望するものを選択する方法になっています。例えば、『事例で考える民事事実認定』の事例を基に、事実認定起案をするなどがあります。
次に、②ですが、これも複数提案されています。例えば、一斉起案の書き直しや、実務修習に関連するリサーチペーパーなどがあります。
私の場合ですが、②については、原則として、全て取り組む必要があり、①については、希望するものを選択して取り組むこととされています。
このように必ず取り組まなくてはいけない課題は、②のみなので、課題の量としては、多くない思います。他方、①も全て取り組もうと思うと、かなりの量なので、課題が終わって暇になるということは、なさそうです。
私の場合は、最小限の課題をこなして、残りの時間は、自分が興味のある分野について、のんびり本を読みながら勉強しようかなって思っています。
生活について
当たり前ですが、自宅学修は、休暇ではないので、休暇と同様の行動は、禁止されています。買い物等以外は、家に引きこもる生活になりそうです。
最後に
自宅修習中の課題は、各修習地によって異なると思いますので、その点留意ください。
せっかくの実務修習なのに、非常に残念ですが、有意義に過ごせるようにしたいと思います…
時間に余裕が出来るので、情報発信の方も力を入れていきたいと思います。
【自宅修習中にリモートでバイトがしたい方は、以下の記事が参考になると思います】