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予備試験の刑法の出題傾向と具体的対策【図表あり】

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シホウ
このサイトの監修者情報
「最小限の独力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300番台、口述2桁)。翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

『予備試験刑法の出題傾向が知りたい。』

『予備試験刑法の出題傾向を踏まえた対策を行いたい』

本記事を読まれている方は予備試験に挑戦されている方かと思います。

その中でも刑法の出題傾向や対策について知りたい方かと思いますが、本記事では、令和4年から平成23年度までの出題事項を紹介し、実際に出題されている範囲を基に、予備試験の刑法の出題傾向と具体的な対策方法について解説をさせて頂いております。

当サイトでは、刑法のみならず、他の科目についても、予備試験の出題傾向と具体的な対策方法について解説をさせて頂いておりますので、もしよろしければ、合わせて参考にして頂ければ幸いです。

それでは、予備試験の刑法の出題傾向と出題傾向を踏まえた具体的な対策方法について解説したいと思います。

目次
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予備試験刑法の出題範囲、出題傾向

予備試験刑法の令和4年度から平成23年度までの過去の出題事項をまとめました。

予備試験刑法の出題事項、論点

スクロールできます
令和4年度令和3年度令和2年度令和元年度
刑事未成年者を利用した間接正犯
実行の着手の有無
事後強盗罪の未遂、既遂の区別
窃盗の機会
自己所有物の窃取
放火罪における「公共の危険」及びその認識
不作為犯
有印私文書偽造罪・同行使罪の成否
欺罔行為該当性
護送防衛又は護送過剰防衛
有印私文書偽造罪・
同行使罪の成否
横領罪と背任罪の関係
遅すぎた構成要件の実現
平成30年度平成29年度平成28年度平成27年度
横領罪

強盗罪

共同者が過剰行為をした場合の共同正犯の成否

離隔犯における実行着手

未遂犯と不能犯との区別

間接正犯の成否

因果関係

放火

抽象的事実の錯誤

中止犯の成否

共犯者への影響

共同正犯 共犯と身分
贈収賄罪
業務上横領
平成26年度平成25年度平成24年度平成23年度
詐欺 強盗殺人未遂
正当防衛
盗品等保管罪
横領罪
詐欺罪の客体 実行行為
既遂時期
共謀共同正犯
被害者の承諾 方法の錯誤
共謀の意義
共犯関係からの離脱
傷害罪
因果関係 事実の錯誤
証拠隠滅罪

予備試験刑法の出題傾向

総論と各論から満遍なく出題されていることがわかります。総論だけ各論だけの出題はあまりなく、総論と各論のそれぞれから出題されることが多いです。

また、比較的マイナーな犯罪、例えば、証拠隠滅罪、贈収賄罪からの出題もあります。

論点数が多く、時間的にタイトな出題が平成30年までされいます。

司法試験では平成30年度と平成31年度において、小問を付きで、論述に条件が付される出題がされていますが、例えば、令和4年度予備試験刑法では小問「事後強盗既遂罪の成立を否定するためにはどのような主張があり得るか」という出題がされています。

したがって、受験生としては、多論点型の出題と小問型の出題のいずれにも対応できるように準備しておくべきでしょう。

予備試験刑法の具体的対策

以下では、予備試験刑法の具体的対策について説明したいと思います。

刑法の論点の網羅

まず、多論点型の出題の対策として、論点を網羅的に学習する必要があります。刑法では、判例学習よりも論点学習の方が大切だと思います。論証集に掲載されている論点については、全て理解し論証できるように準備するべきです。

出題に応じて、論証の長短を調節できるように、長めの論証と短めの論証のいずれも論証できるように準備しておくべきです。

論点の網羅的学習が終わったら、判例学習に移行してください。特に、重要論点の判例は押さえるようにしておきましょう。

刑法の学説の理解

平成30年度以降、司法試験では、学説の理解が問われるようになっています。予備試験でも同様の出題が想定されるので、学説の学習もしておきましょう。

特に、重要論点で判例と学説との間に対立があるものを重点的に学習しましょう。

また、判例の見解からはどのような結論になるのか、学説の見解を採用するとどのような結論になるのかを、普段から意識しながら学習しましょう。

平成31年度の司法試験では、事後強盗に関する判例・学説の立場から、どのような結論になるのかを検討する必要がある出題がされました。

網羅的な検討

多論点型の出題であろうと、小問型の出題であろうと、結局のところ、罪責の有無が問われているので、犯罪の成立に必要な全ての事項を網羅的に検討する必要があります。

事案分析の段階から、「実行行為」「結果」「因果関係」「故意」「客体」「主体」が、何なのか特定しましょう。このような分析をすることで、論点の抽出を正確に行うことができます。特に、財産犯においては、客体の特定が、成立する犯罪の種類に影響を与えますので、正確にする必要があります。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、予備試験刑法の出題傾向と具体的な対策方法をご紹介させて頂きました。

予備試験の対策をする上、情報収集は非常に大切です。しっかり情報収集をし、勉強法、対策法を確定してからガーっと勉強するのが効率的かと思います。

当サイトでは、おすすめの予備校アガルートの講座を使った効率の良い勉強法を解説をしておりますので、予備校を使って効率よく勉強がしたい方は参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

「最小限の努力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300台位、口述2桁)し、翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

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