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司法試験合格者の一日の勉強時間-勉強を継続するコツ

 

 

 

 

 

 
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司法試験合格者が1日にどのくらい勉強していたのかご存知ですか?今回は、予備試験及び司法試験の両方に合格した筆者の勉強時間について解説します。1日どのくらい勉強すれば良いのか一応の参考になれば幸いです。


この記事は、

・司法試験にチャレンジするか悩んでいる方

・司法試験受験生だけど、どの程度勉強すべきか分からない方

・他の受験生の勉強時間が気になる方

におすすめです。

 

 


合格に必要な勉強時間は、人それぞれ


まず、前提としてこれだけ勉強すれば司法試験に合格できるという絶対的な基準はありません。試験は、一発勝負ですし、運も結果を左右します。また、司法試験の勉強に着手する前の、法的知識の有無や、文章力、頭の良さも結果を大きく左右します。

 


しかし、私は勉強の成果を最大限する理想の勉強時間というものが存在すると考えています。

 
起きている時間ずっと勉強するというのは効率的ではないと思います。ソフトバンクの孫さんは学生時代に「物理的限界を超えるほど勉強していた」と言われていますが、凡人がやれることではありません。


意気込みとしては、「物的限界を超えるほど勉強する」で良いと思いますが、実際には無理です。司法試験の勉強は、長期戦ですから、このような勉強は身体を破壊する行為です。

 

前提として、「質」を備えた「量」でないと意味がありません。

 

勉強の効率化には「負荷」と「休息」が必要 

勉強の質を高める方法について解説していきましょう。


勉強の成果を最大化するためには、「負荷」と「休息」が必要です。ここで「負荷」とは、集中化で勉強することであり、単に机に座ってテキストを眺めることは含まれません。試験前の適度な緊張感を思い出してください。そのくらいの緊張感・集中で勉強することをここでいう「負荷」と言います。

 

勉強に慣れてない人は、「負荷」のモードにスムーズに持っていけない、又は、すぐダウンしてしまう方も多いと思います。慣れの問題ではありますが、ある程度テクニックで「負荷」モードを発動・維持することが出来るようになると思います。この点については、後日記事にしたいと思います。

 


そして、「休息」とは、脳の回復にのみ集中する時間です。勉強の合間にスマホをいじる時間は、「休息」には当たりません。目をつぶって、とにかく疲れた脳を休ませる時間が「休息」です。何かに集中・注意を向けている時間は「休息」ではありません。

 

理想は楽な姿勢で目をつぶってリラックスすることです。この時、ぼんやりそれまでやった事を思い出しても構いません。目をつぶってリラックスしている時に、人間の脳は情報を整理してくれます。ぼんやり思い出す事で、記憶の定着も促されます。

 

そもそも勉強の効率化の大原則である「負荷」と「休息」の繰り返しを出来ていない方が多いと思います。


そのため、この「負荷」と「休息」を交互に繰り返す事を心がけましょう。勉強の合間でスマホをいじってはいけません。当該日の勉強が始まり、当該日の勉強が終わるまでは、食事などの時間を除き、脳を勉強のために使う。これが、勉強の効率を最大化する肝になります。そして、脳がヘトヘトになり、もう勉強することができない状況になれば、その日の勉強をやめ、自分の好きな事をやる。これが理想だと考えます。


「脳がヘトヘトになり、もう勉強することができない状況」なるまでの時間を伸ばしていきます

 

この勉強法を始めた頃は、おそらく5時間程度が限界だと思います。何回も繰り返すことで、この時間を拡大してください。

 

勉強の障害となるものを排除する 

「負荷」モードは簡単なことで邪魔されます。ラインの通知が来ただけでも、「負荷」モードは終了です。非常にもったいないことです。その日の勉強を始めたら、スマホは勉強に必要な範囲で使うようにしましょう。ラインの通知などもオフにしましょう。昼食や夕食の際など予め決めておいた時間に、返事すれば十分だと思います。

 

また、他人に勉強を邪魔されない環境でやりましょう。カフェとかで勉強したい気持ちも分かりますが、勉強には適していないと思います。図書館や自習室など他人の言動が気にならない環境で勉強に集中出来る場所でやるべきです。

 

メンタルの悪化も勉強の障害です。ちょっとしたことで落ち込んでいては、時間の無駄です。メンタルケアの勉強をして、自分のメンタルをできるだけコントロール出来るようになりましょう。どのようにメンタルケアをすれば良いのか分からないという方は、私が実践していた司法試験直前期のメンタルケア法も参考にしてみてください。

 

簡単なことではありませんが、改善されるものです。

とにかく貴方にとって勉強の障害となるものは、可及的に排除してください。

 

勉強時間の把握は実勉強時間で計測

上述したように「負荷」とは、集中化で勉強することと述べました。これには、判例リサーチ、過去の出題リサーチなどの作業や、ぼんやりテキストを眺めている時間は含まれません。じんわりと汗をかくくらいの集中化で勉強することを指します。

 
この「負荷」の時間が、計測すべき時間です。ここでは「実勉強時間」とします。

 


この「実勉強時間」を計測して、各人の限界を確認して下さい。次の日に影響が出ない範囲で、汗をかくくらいの集中した状態で勉強することが出来る時間をご自身で確認してください。

 

おすすめはポモドーロアプリの使用です。計測もできますし、休息時間も自分で管理することが出来ます。


この限界の「実勉強時間」こそが、勉強の成果を最大化する理想の勉強時間だと考えています。

 

司法試験直前期の勉強時間は、1日10時間

私の理想の勉強時間は、1日10時間でした。1日の実勉強時間を12時間にすることもできましたが、私の場合次の日に影響が出ました。「休息」とは別に、ガス抜きをする時間も確保しないと、コンスタントに勉強を継続することは出来ません


ガス抜きの時間を確保しようとすると、1日の実勉強時間は、10時間が限界でした。おそらく多くの人がこのくらいが限界だと思います。


勉強耐性が付いている司法試験の直前期でこの時間なので、私はこれ以上「実勉強時間」を増やす事は出来ないでしょう。

 

先ほども出てきましたがポモドーロアプリが活躍です。1ポモドーロ50分を12セットやれば丁度10時間です。かなりしんどいですが、終わった後は脳がヘトヘトになっています。慣れてくると、この感覚が心地よくなってきます。

 

ここからは憶測ですが、凡人が司法試験に合格するためには、各人の「限界の勉強時間」を2年継続出来れば合格出来るのではないかと勝手に考えています。


これから司法試験にチャレンジしようと考えている方は、是非、想像してみてください。この勉強漬けの日々を2年間継続することが出来るのかを。出来ると思うなら、高いクオリティーの受験対策指導を受ける現在なら、能力に関係なく合格することが出来ると思います。 

 

ご自身の勉強時間悩んでいる司法試験受験生には、まず自分の1日あたりの「実勉強時間」の限界を確認して下さい。仮に、その時間が10時間を超えているなら、心配することなく勉強続けてください。他方、10時間未満だった方は、1日に無駄な時間がないか、「休息」が上手く取れてないのではないかなど分析して、10時間を超えれるようにしていきましょう。怠け者の私で出来たのですから、1日10時間は可能な数字です。是非、チャレンジしてみてください。

 

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