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【個人情報保護士】2回受験で分かった最小限の勉強時間と勉強量【予備校教材から市販教材】

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シホウ
このサイトの監修者情報
「最小限の独力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300番台、口述2桁)。翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。アガルートと登山が好き。

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本記事では、個人情報保護士に合格するための勉強法と2回受験して分かった,具体的な勉強法と勉強計画について具体的に解説します。個人情報保護士認定試験の勉強目標についてはこちらの記事で解説しました。試験の概要などは前の記事をご覧ください。

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筆者について

・会社で働きながら個人情報保護士認定試験を勉強

・50名以下の企業で人事関連の仕事をすることになり、受験すると決めた

 (合格後は400名規模の会社に転職し、同じく人事関連の仕事をしています)

・第69回の試験を受験するも、あと一歩のところで不合格

・1年後にリベンジで受験し、第71回の試験で無事合格

▼私の人生を変えた3講座▼

目次

勉強目標(合格戦略)

  1.  課題Ⅰと課題Ⅱのどちらも一定の点数が取れるように、バランスよく勉強していく
  2.  うっかり忘れを防ぐために、インプットとアウトプットをバランスよく勉強する
  3.  苦手な分野ができないように過去問は9割回答できるようにしておく

先ほどの記事で詳細は記載していますが、合格するレベルに達するための勉強目標ラインです。これらを意識して勉強を進めていけば、かなり合格に近づくと思います。

では、具体的にどのくらいの時間が必要かを考えていきます。

勉強方法と理想の勉強時間

勉強時間は最低20時間

最低、勉強時間は20時間を目安としてみてください。

20時間とは、毎日1時間勉強すれば、約1ヶ月でこの時間を確保することが可能なくらいの勉強時間です。

勉強時間の根拠としては、個人情報保護士認定試験を開催している「一般財団法人全日本情報学習振興協会」が実施したアンケートがあります。合格だった人と不合格だった人にアンケートをとって、学習時間や期間などを調査されていました。その結果から分かったのは以下です。

不合格者70人のうち、35%に当たる約25人が10時間以上20時間未満、15人が20時間以上50時間未満の人を指しています。合格者は、10時間以上20時間未満の人が27%、20時間以上50時間未満の人が55%いたようです。

不合格だった人の半数以上は勉強時間が20時間未満だったのです。やはり、最低の勉強時間は20時間と考えておいた方がいいかもしれません。

合格者の方でも、20〜50時間勉強した方が半数以上を占める結果が出ています。正直、20~50時間は間に差がかなりあり、「じゃあどのくらい勉強時間取れば良いのか分からない」なんてことになります。

この点に関しては、合格者の平均年齢が37歳という情報が関連していると思います。この年齢を考えると、合格者は実務経験者が多いのではないでしょうか。そう考えると、勉強時間は経験者か未経験者で考えると良いのではと思います。

経験者は20時間程度で、未経験者は20時間以上使って確実に勉強したほうが良いでしょう。

未経験の私は、1回目の試験へは18時間の勉強時間で挑みましたが、不合格でした。1年後に受けた2回目は復習を合わせて約40時間ほど勉強し合格しました。

学習期間よりも勉強時間を意識して!

合格者の30%は勉強期間1か月以内で合格していますが、50%の不合格者が同じ勉強期間で落ちています

合格者の46%は1~3か月の勉強期間で合格していますが、不合格者の35%が同じ期間の勉強期間で落ちています。

勉強期間が長くなれば合格する人が多くなるのはもちろんですが、短い期間でも合格している人は確実にいるということが分かります。

このことから、期間ではなく「時間」を管理して勉強していきましょう

個人情報保護士試験対策でよく使われる教材3つ

協会認定市販テキスト+過去問個人情報保護士 合格コースSMART講座
作成者日本能率協会マネジメントセンター等STUDYing一般財団法人全日本情報学習振興協会
金額テキスト2,750円+過去問2,860円14,900円17,600円
目安勉強時間10時間6時間8時間
勉強方法本を読んで勉強を進めるオンライン講座受講オンライン講座受講
講座内容画面内の図や表を示しながら講師が解説していくスタイル画面の前で講師が話解説していくスタイル
問題数200問+スマート答練3時間21分
・模試100×2回
272問
・スマート問題集118問
・セレクト過去問154問
396問
・テキスト96問
・過去問300問
協会認定か×
*試験範囲の学習

前回の記事でも情報を整理しましたが、教材それぞれの特徴をご説明していきます。

各教材の特徴や勉強量

それぞれの教材のメリットデメリットを以下の表にまとめます。詳細の解説は後の章で行っていきます。

メリット
日本能率協会マネジメントセンター等
協会認定市販テキスト+過去問
⚪︎書き込み可能
⚪︎協会認定のため内容は安心感がある
⚪︎過去問と同じような内容が出題させるために十分
STUDYing
個人情報保護士 合格コース
⚪︎テキスト印刷可能→印刷したテキストに書き込み可能で自分だけのノート作成可能
⚪︎図や表を使用し視覚的に分かりやすく解説
⚪︎バックグラウンドで動画を、再生できる
一般財団法人全日本情報学習振興協会
SMART講座
⚪︎主催協会がやってるので内容は確か
デメリット
日本能率協会マネジメントセンター等
協会認定市販テキスト+過去問
×試験範囲の学習にかなり時間がかかる
×本を持ち運ぶ必要がある
×オンライン試験と表示が違うので本番当日分かりにくい
STUDYing
個人情報保護士 合格コース
×公式でないため少し不安
×オンラインで過去問を解く時、全体の問題数やボリュームが分かりにくい
一般財団法人全日本情報学習振興協会
SMART講座
×値段が高い
×テキスト印刷不可→ノートに書き写す必要がある
×動画だが解説の図はなく講師が画面に向かって話すだけ(表はあり)→視覚的にわかりにくい

協会認定市販テキストは安いが、学習に時間がかかる

一番値段が安い協会認定市販テキストはまず初めに検討するツールではないでしょうか。オンライン講座を受ける半額ほどで学習ができます。

いままでの勉強で、教科書などを利用して勉強してきましたが、やはり本で勉強するのが一番頭に入っている気がします。それでは、メリットとデメリットを整理しましょう。

メリット
⚪︎書き込み可能→書き込むことで教材をそのまま自分だけのテキストにできる
⚪︎協会認定のため内容は安心感がある→認定されているため
⚪︎過去問数が十分→過去問の学習が大切な試験なため、この多さは安心感が持てる

本を使用する1番のメリットは、自分だけの教材を作り込んでいけるとこだと私は思います。

ただ、デメリットもあります。

デメリット
×試験範囲の学習にかなり時間がかかる→文章を読んで理解しなければならないので(慣れてないなら尚更)
×本を持ち運ぶ必要がある→かなり分厚く持ち歩くには重い
×オンライン試験当日に表示が違うので戸惑う可能性がある→オンライン試験を受けるなら不利かも

本のみの学習での試験範囲の勉強時間ですが、一度勉強したことある私でも10時間以上かかりました。復習は別にそれ以上時間をさきました。

知識がない状態で市販テキストを使用し学習するのは、かなり時間に余裕がある方向けかと思います。試験範囲の学習に10時間もかけるのであれば、その時間を過去問や復習に充てたほうがかなり効率が良いです。

安さには、裏があります。

【MEMO】本を購入する時の注意点

購入する時には必ず以下の3点を確認してね!

  • 公認テキストか?
  • 最新版か?
  • 読み進める中で、自分が分かりやすい構成をしているか?

全日本情報学習振興協会は安心だが、高額で動画が…

個人情報保護士認定試験を主催している全日本情報学習振興協会が開催する講座があるのですが、おすすめではありません。理由は以下です。

デメリット
×値段が高い→紹介する中で一番高額です
×動画内で人が話すだけで理解しにくい→動画を見ても、自分で情報整理する時間が必要
×テキストが使いにくそう→テキストがきれいにまとまっているわけではないため、自分で作っていく必要がある

無料体験をして思ったのですが、やはり資格のオンラインで講座を提供する会社のクオリティにはかないません。

無料体験があるので、自分に合うかは実際に見てみて欲しいです。過去にオンライン講座をメインで提供する会社と比較し、個人的には内容がわかりにくかったです。特に、背景画面に説明中は、解説の図や表が出るわけではないです。画面の前に人が立って話す感じで進んでいくので、聞き逃さないようしっかり聞いておく必要があります

メリット
⚪︎主催協会がやってるので内容は確か

もちろん、主催協会がやってるので、内容は確かかとは思いますが、学習効率を最大限に活かすことができるような内容とは少し言い難い動画やテキストでした。

STUDYingは分かりやすいが、公認ではない

同じようなオンラインの講座といえばスタディングですが、実際に受講し、こちらのオンライン講座は視覚的に内容がわかりやすかったり講座時間が短いなどの点でオススメです。

メリット
⚪︎テキスト印刷可能→印刷したテキストに書き込み可能で自分だけのノート作成可能
⚪︎図や表を使用し視覚的に分かりやすく解説
⚪︎バックグラウンドで動画を、再生できる→通勤の徒歩の時間や家事の合間にも復習ができる

1番効率的に出題範囲を、学習できると思います。無料講座があるため、是非受けてみてください。

デメリット
×公式でないため少し不安
×オンラインで過去問を解く時、全体の問題数やボリュームが分かりにくい

△公認でないため内容が不安
×オンラインで過去問を解く時、全体の問題数やボリュームが分かりにくく、視覚的にどのくらい理解できたかがわかりにくいし、オンラインでの勉強に慣れていないと頭に入りにくい

実際に1回目の試験では、スタディングのみを使用し、感じた反省です。
主観的なものかもしれませんが、結局講座の内容は公認のほうが安心感があります。
さらに、過去問をオンラインで解いていくと、わかりやすいような工夫はされていますが、感覚的に全体のボリュームが分かりづらかったです。

ただ、講座の受験のみで合格する人はもちろんいます。講座の受講が向いている方など含め以下の記事にまとめてみましたので、気になった方がいらっしゃったら是非読んでみてください。

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この記事を書いた人

働きながら個人情報保護士認定試験を勉強。試験は過去に1度受けており、その時はあと一歩のところで不合格でした。1年後にリベンジで受験し、第71回の試験で無事合格。当サイトでは、個人情報保護士等の法律系資格に関する記事を担当しています。

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