前回までは、総合講義100の利用方法を私の個人の体験に基づき紹介してきました。
今回は、総合講義100の魅力について、総合講義100をメイン教材として予備試験に最終合格した私が、お伝えしたいと思います。
総合講義100の魅力を簡単に挙げるとすると、
以下のようになります。
- 工藤北斗講師の授業であること
- 100時間で7科目を網羅できること
- 音声データをダウンロードできること
- 論文対策に特化したテキストであること
- 過去問出題マーク等の自学の便宜が図られていること
一つ一つ具体例を交えながら解説していきます。
「総合講義100」のココが魅力
1. 工藤北斗講師の授業であること
講座選びで一番のポイントは、どこの予備校の講座なのかではなく、講師が誰なのかです。どれだけクオリティーの高いテキストが用意されていても、誰が教えるかで、講義全体のクオリティは大きく左右されます。講座選択の際には、その企画内容で決めるのではなく、講師が誰なのか確認しましょう。
総合講義100は、工藤北斗講師が全科目を担当されています。工藤北斗講師の授業は一言で言えば、正確で分かりやすい授業です。現在、予備校業界は、群雄割拠の世界であり、珍しい経歴を持つ講師、司法試験に超上位合格をしている講師など英雄がたくさんいます。その中でも、王道をひた走っているのが、工藤北斗講師だと思います。飛び道具などは一切使わず、受講者が効率よく無駄なく学習できるように、正確でわかりやすい解説を極めている先生です。
2. 100 時間で7科目を網羅できること
アガルートの司法試験対策講座としては、初学者を対象とした教材として総合講義300があります。そのため、法律初学者は、必ず総合講義300から受講を始めてください。総合講義100は、法律初学者には難し過ぎます。
本講座は、法律既習者を対象としています。そのため、論文対策には必ずしも必要はないけど、基本の理解としては必要なテーマ、例えば、民法の私的自治の原則など、基本的な事項に関する解説は、省略または簡潔な解説にとどめてあります。論文対策上重要な事項(判例や論点の解説)に重点が置かれた講座であると感じました。
私の場合、法学部に在籍にしており、一通り大学の授業で学習していたので、綜合講義100を受講することに決めました。受講した感想としては、思ったよりハイレベルだということです。論点がマイナーなわけではなく、重要論点・判例の分析が秀逸です。ロースクール生でも難しいと感じる部分もあると思います。
3. 音声データをダウンロード出来ること
音声データをダウンロード出来るので、ネット環境のない場所でも学習することが出来ます。めちゃ便利です。視聴期限も気にせず学習できます。
私の場合は、音声をiphoneに取り込んで、再生スピードを変更することができるアプリを使って、1.5倍速くらいで聴いていました。寝る前に、スリープタイマーをセットして、15分くらい聞くこともありましたし、通学時間に聞くこともありました。
4. 論文対策に特化したテキスト及び教材であること
よく、短答知識も全て集約されている予備校テキストもありますが、個人的には、短答プロパーの知識は、短答の勉強として分けてやる方が効率的です。
本テキストは、論文対策に特化しているため、何が論文対策として重要なのかがわかります。短答知識も集約されているテキストを使っていると何が重要な知識なのかがわかりにくいことがあります。「一元化」とよく言われますが、私は、論文対策に必要な限度で本テキストに一元化していました。
決して分厚いテキストでありませんが、合格に必要な知識や思考法が詰まっています。最新の学説状況も反映されています。
私も、司法試験が終わる最後の日まで、お世話になりました。
5. 過去問出題マーク等学習の便宜が図られていること
過去問出題マークなどが、当該判例・論点ごとに記載されているので、学習がしやすいです。
以上が、私が考える総合講義100の魅力でした。
まとめ
皆様は魅力に感じられましたでしょうか?
他にも様々な記事を書いているのでそちらもご覧ください
記事が見つかりませんでした。
この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます。