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司法試験受験生のインプットとアウトプットの比率

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シホウ
このサイトの監修者情報
「最小限の独力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300番台、口述2桁)。翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

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今回は、インプットとアウトプットの比率について解説したいと思います。

学習の初期の段階では、どうしてもインプット重視の勉強になりがちです。しかし、司法試験の合否は、アウトプットの時間をどれだけ確保出来るかに左右されると言っても過言ではありません。

なぜアウトプットが必要なのか。

なぜアウトプットが必要なのでしょうか。その理由は、簡単です。インプットを真に習得するためです。基本書の通読や予備校の授業の受講をしている時は、分かった気になっていても、試験では問題を解くことができないということはよくあります。この現象は、単にインプットが身に付いていないことに起因します。アウトプットをするためには、インプットしたことを正しく理解していなければなりません。アウトプットをしようとすることで、インプットの理解を確かめることができます。また、アウトプットは記憶の定着を促します。思い出すという行為をするたびに、記憶は定着していくものです。何度もアウトプットをして思い出すことを増やすことで、確実に記憶していくことができるのです。

どのようにアウトプットすれば良いのか。

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アウトプットとは、インプットしたことを整理して言語化することだと考えています。要は、自分の言葉で説明することです。このように考えれば、アウトプットは、問題演習に限られません。以下、アウトプットの例を紹介していきたいと思います。

演習書を使った学習法に関してはこちらで記事にしています。

1 教える

「教える」ことは、最上級のアウトプットであると思います。他人に教えることで、自分の理解を深めることが出来ます。特に、法律素人の友達に説明してみると良いと思います。逮捕から判決までの流れを法律素人の友達に教えてあげるとかどうでしょうか。

法律を知らない人に難解な法律を説明することは難しいと感じると思います。 これをやるだけで、自分の理解の甘いところに気づけますし、理解を深めることも出来るでしょう。

2 まとめる

アウトプットは、言語化することなので、学習したことをノートにまとめることも立派なアウトプットだと思います。

この時注意したいのが、基本者の記述を丸写しないことです。ちゃんと自分の言葉で再構成してまとめてください。この自分の言葉で再構成する過程で、力がつきます。しかし、自分の言葉でまとめると時間もかかります。ある程度割り切る必要もあると思います。

3 SNSで発信する

その日インプットした事項をSNSで配信するのも良いでしょう。そこからフォロワーと議論するのも良いと思います。

とにかく自分の言葉で発信する。これがポイントです。

4 議論する

私は、よく授業後や昼休みにローの友達と授業のわからない点を議論していました。とにかく、法律のことを自分の言葉で話すということが大切だと思います。

授業の復習を兼ねて、授業が終わったらすぐ議論しましょう。先生に質問しても良いと思います。疑問点を整理することにも繋がります。

ゼミの学習効果が高いのも、ゼミの過程で議論するからだと思います。

5 問題演習をする

演習書を使った問題演習です。法律学習の典型的なアウトプットの方法です。試験と同様の形式でアウトプットすることが出来るので必ず問題演習というアウトプットの時間を確保するべきです。

凡人が、司法試験に合格するためなら欠くことの出来ないアウトプットです。

ごく稀に、ほとんど問題演習をせずに合格する人もいますが、そういう人は大概その他の方は方法でアウトプットしています。インプットだけで合格するということは限りなく不可能だと思います。

6 小テストを作成して解く

自分で問題を作成して解くというのもおすすめのアウトプットの方法です。私の場合、寝る前に簡単な問題を作成して朝起きて解くということをやっていました。

例えば、「弁論主義の定義とは」「グリーンマンション事件のポイント」など、非常に簡単なもので良いと思います。もっと言えば「昨日、勉強したことは?」みたいな問いを作って、思い出しながら書き出すということも立派な小テストだと思います。

アウトプットとインプットの比率 

アウトプットとインプットの比率はどの程度が良いのか。これは学習の進捗の程度にもよると思います。学習の初期の段階では、とにかくインプットしていかないといけないのであまり時間を確保することが出来ないでしょう。

しかし、基本7科目の一通りの学習が終われば、積極的にアウトプットの時間を取るべきです。

 明確な数字を提示すると誤解が生じるかも知れませんが、個人的には、1:1の比率が良いと思います。インプットした時間と同時間をかけてアウトプットすると良いのかなぁーと思います。学習の進捗によっては、もっとアウトプットの時間を取ってもいと思いますが、司法試験の出題範囲は広範なので、インプット時間も欠かせません。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、司法試験受験生のアウトプットに関して記事にしました。

この記事でお伝えしたかったことは、インプットとアウトプットの比率ではなく、理解を言語化することの重要性です。

どんな方法でも構いませんので、今回紹介したアウトプットの方法のうち、1つ2つをピックアップして、実際に試してください。

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この記事を書いた人

「最小限の努力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300台位、口述2桁)し、翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

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