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憲法のおすすめの基本書・判例集・参考書・演習書【2021年更新】

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シホウ
このサイトの監修者情報
「最小限の独力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300番台、口述2桁)。翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

憲法のおすすめの基本書・判例集・演習書をご紹介したいと思います。ご紹介する書籍は、試験の評価がF→Aへと飛躍した過程で使用していた教材になります。

憲法は、苦手な科目でした。初めて受験した予備試験の論文式試験(平成30年度)では、Fの評価を受けました。このころは、憲法答案の書き方すらわかっていない状態であったので、自分でも納得のFでした。そこから、憲法の勉強を本格的に開始し、令和元年の司法試験では、A評価を獲得することが出来ました。その時の再現答案はこちらの記事で公開しています。

憲法が苦手な受験生も多いかと思いますが、どれもおすすめですので、参考にして頂ければ幸いです。

目次
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【憲法】おすすめの基本書

『基本憲法』

基本書というか教科書と呼んだ方が適切かもしれませんが、インプット本としては、『基本憲法』がおすすめです。日本評論社の基本シリーズの憲法版です。

著者は、弁護士の伊藤建先生と木下智史教授です。伊藤先生は、受験生であれば知らない人はいない弁護士ですね。講師としても活動されていますので、受験生の躓きやすいポイントを熟知されています。

さらに、学者の先生との共著ということもあり、アカデミックと試験対策のバランスが上手く取れている一冊となっています。分量は多くなく、二日ほどあれば通読することが可能となっています。

また、演習問題も収録されていますので、本書から憲法のインプットを始めれば、正確にインプットしつつアウトプットを行うことが出来ます。また、随所に判例に対する批判とも見られ、自説の構築に大変役に立ちます。何から勉強すれば良いのかわからないという方は、まずは、本書から憲法の勉強を始めると良いと思います。

基本憲法I 基本的人権
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木下 智史 伊藤 建
日本評論社
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『アガルート 総合講義100』

こちらは、資格予備校であるアガルートアカデミーの憲法インプット講座です。

『総合講義100』は、法学既習者を対象に、法律7科目を100時間で網羅することをコンセプトにする講座であり、当ブログでも度々紹介してきました

同講座は、科目毎の特性に応じて、教材が作成されていますが、憲法の場合は、判例重視という科目特性に合わせて、テキストのほとんどが事案の概要・判旨・判例の評価に占められています重要な判例が、すべて網羅されていますので、効率よく憲法の知識をインプットしたい方には、非常におすすめの講座となっています。

【憲法】おすすめの判例集

『精読憲法判例』

憲法の判例集でおすすめしたいのが、『精読憲法判例』です。出版されたのが平成30年と比較的最近でありながら、すでに定評を獲得している憲法の判例集となります。

本書の特徴は次の通りです。

判決全文が掲載されている

判決の一文、段落毎に調査官解説に基づいた解説

事案の概要と判決文の間に「ナビゲーション」として、判決文読み込みの補助となる当該判例の意義や、論理構造等が解説されている

本書は、憲法おすすめの判例集『精読憲法判例』書評 – 司法試験・予備試験応援サイト

で解説しているので参考にしてください。

精読憲法判例[人権編]
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【憲法】おすすめの参考書

 『合格思考憲法』

司法試験上位合格者が執筆した憲法の解き方、憲法答案の書き方を答案例付きで解説したものになります。司法試験上位合格者が執筆していることもあり、難解すぎることなく、試験対策に特化しているため、本書で書かれていることは、非常に再現性が高いと思います。

憲法のアウトプットを開始しようと思っている方や、アウトプットを始めたが、いまいち書き方が分かっていないという方に、是非読んで頂きたいです。本書には、旧司法試験の過去問を題材とした答案例も付いていることから、アウトプット教材として使用することも出来ます。

『憲法 事例問題起案の基礎』

本書は、憲法答案の書き方をアカデミックに解説したものです。

答案としての一応の体裁をなした起案ができるようにするため、学生たちが行なっていた答案練習会の際に利用できるよう、参考資料として作成したのが本書のものとなった資料である(本書はじめにp3)

せめて司法試験で他の科目の足を引っ張らないレベルの答案をかけるようになることを目標にして作成した資料である (本書はじめにp4)

上記のように本書は「他の科目の足を引っ張らないレベルの答案をかけるようになることも目標にして作成した資料」とされていますが、個人的には憲法が苦手な方のみならず、憲法が得意な方にも一度は読んで頂きたい一冊です。

憲法では、判例も重要ですが、合憲性判断基準の適用の仕方もそれに劣らず重要となってきます。合憲性判断基準の適用の仕方に関しては、学者の解説を一度は読んでおくべきだと思います。この点を正確に理解するには、意識的に学習する必要があると思います。なんとなく基準を適用することが出来てしまうからです。

特に違憲審査基準の適用方法に関しては、司法試験の採点実感でも度々言及されている点ですので、正確に理解しておきたいところです。

憲法 事例問題起案の基礎
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【憲法】おすすめの演習書

『事例問題から考える憲法』

憲法のおすすめの演習書は、『事例問題から考える憲法』です。憲法の演習書も多数出版されています。私も何冊か試しましたが、最終的に、やりこんだのは、本書だけでした。

本書を選んだ理由は、時事問題が多く収録されているからです。司法試験の過去問を解いている方は、ご存知の通り、憲法の問題は、時事問題から出題されることが多いです。司法試験委員は、未知の問題に対して、既存の最高裁判例を使ってどのような結論を導くのか、を採点上重視しているように思われます。

これに対応するためには、①重要判例をマスターすること、及び②演習を積むことが必要となります。本書は、まさに、司法試験の傾向に合致した演習を積むことができる演習書と言えます。

事例問題から考える憲法 (法学教室ライブラリィ)
松本 和彦
有斐閣
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最後に

いかがでしたでしょうか。今回、ご紹介した書籍は、いずれもおすすめです。ご自身の目的に合わせて読んで頂ければ幸いです。

憲法は他の科目と違って勉強法や答案の書き方がわかりづらく、「勘所が掴みづらい科目」ではありますが、答案の型・分析の視点が分かれば、試験では得点を稼げる科目です。ぜひ勉強法を解説しているので、参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

「最小限の努力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300台位、口述2桁)し、翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

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