「司法試験って無理じゃないですか?ウサギ先輩~」や「最短ルートアガルート」ワードが耳に残る忘れられないCMが流れています!!
これってなんの会社かご存じでしょうか?当ブログで再三推奨してきた司法試験などを取り扱う予備校「アガルートアカデミー」をこのページでご紹介いたします
ちなみにこちらのCMの放映開始は、2020年7月1日からですが、止まらぬ勢いで様々なパターンのCMが流れていますね。司法試験予備校がTVCMの放送とは、なかなか大胆な決定のように思いますが、アガルートファンとしては、嬉しい限りです。
今回の記事では、話題のTVCMの「アガルートアカデミー」の詳細について解説したいと思います。
これが話題のTVCM
まずは、TVCMの紹介です。執筆時点では、CM放映の前ですが、youtubeでは、TVで放映されるアガルートのTV CMがすでに公開されています。
まずは、以下の動画をご覧ください。
TV CM「受けちゃえ,司法試験」篇|アガルートアカデミー/株式会社アガルート
どうですか?笑
個人的には、かなり好きです。アガルートに対しては、シュッとした洗練された企業イメージですが、このCMは、かなりユーモアが効いているように思います。
昔話の「ウサギとカメ」と言えば、足の速いウサギと足の遅い亀が競争して、最終的にはカメが勝利する話で、能力を過信し思い上がると油断して失敗してしまうというメッセージが込められているように思います。
この点、アガルートの今回のCMでは、自信ありげな、うさぎ先輩が圧倒的なスピードで、司法試験に合格する様子が描かれています。やる気さえあれば、「アガルートが最短でゴールに導きますよ〜」という想いが込められているのではないでしょうか?
わずか15秒のCMですが、渋い声の「最短ルート、アガルート」が耳に残りますし、「受けちゃえ、司法試験」も心に響いてきます。もともとアガルート大好きマンですが、このCMでさらに好きになりました。認知度の向上とともに、既存ユーザーに対する好感度も爆上がりするのではないでしょうか。
アガルートのTVCM放映、楽しみでなりません。どの時間帯に放映されるのかも気になるところです。
アガルートアカデミーの基本情報
まずは、アガルートアカデミー(以下、アガルートとします)の基本情報を整理したいと思います。
資格スクエアの評判についてはこちらで解説しています。
実は株式会社アガルートが設立されたのは、2013年12月で、アガルートアカデミーとして講座の販売が開始されたのは、2015年からとなります。今となっては、存在感のある予備校ですが、サービス開始からはわずか数年しか経っていません。
事業内容
アガルートアカデミは、オンライン講義を中心とした資格試験予備校です。2021年の時点で、対応資格は、司法試験、予備試験、行政書士試験などの法律資格を中心に、衛生管理者試験等23個の資格に対応し、総合資格予備校になりつつあります。
また、オンライン予備校授業で作成されたテキストや講義を元に編集された書籍の販売にも力を入れています。司法試験予備校の出版事業としては、辰巳が強いですが、最近では、アガルートの書籍も書店でよく見かけるようになりました。
また、株式会社アガルートとしては、「法律」「教育」を軸としてテクノロジーを掛け合わせ数多くのイノベーションを下支えする社会的なインフラとなることを目指しているそうです。リーガルテック事業にも参画しています。リーガルテックといえば、市場規模が急成長している分野で、ニュースとして取り上げられることも増えてきました。そんな中、株式会社アガルートは、まだどこもやっていない新サービスとして、AIデータベースの構築にチャレンジしているようです。
その他、アガルートメディカルという医学部予備校もスタートしており、順調に、事業を拡大しているようです。
看板講師
看板講師は、株式会社アガルートの代表取締役でもある工藤北斗講師です。工藤先生は、元LECの講師であり、2013年12月に株式会社アガルートを創業されています。LEC講師の時代から、わかりやすい授業として根強い人気がありました。アガルートは、創業から順調に合格実績を伸ばしていますが、この工藤講師の授業ありきの業績であると思います。
また、現在では、講師にとって魅力的な資格予備校としても人気となり、各予備校から人気講師が集まってきており、講師のクオリティーは、業界ナンバーワンと言っても過言ではないと思います。
ラウンジ校舎
アガルートは、オンライン講義がメインにしていますが、一方で、個人のニーズに合わせた指導、個別指導にも力を入れています。
2024年1月の時点で、以下の校舎を運営しています。
・飯田橋ラウンジ
・早稲田ラウンジ
・日吉ラウンジ
・駒場ラウンジ
・大阪ラウンジ
・CPAアガルートアカデミー京都ラウンジ
・CPAアガルートアカデミー国立ラウンジ
アガルートの特徴
ここからは、アガルートの特徴について整理していきたいと思います。①から④までは、アガルートの公式サイトで紹介されている特徴です。⑤以降は、個人的な見解を元にアガルートの特徴について解説しています。
①圧倒的な講師力
講師の給与水準が高いらしく、各予備校から人気講師が集結しています。とはいえ、予備試験・司法試験講座の多くは、工藤北斗講師が担当されています。工藤講師の授業がどれだけレベルが高いかは、実際にお試し受講してご確認されることを推奨します。
②講師作成のオリジナルテキスト
司法試験・予備試験に精通した講師が、合格に必要な知識を精査し、信頼できる文献で裏付けをとった上で、テキストに盛り込まれています。合格に必要な知識がしっかり裏付けされていることは、非常に大切なポイントです。司法試験・予備試験の勉強がある程度進んでくると、予備校の解説やコメントに懐疑的になることがあります。これは、予備校のテキストが、古い情報のまま更新されていないことに起因することがほとんどです。この点、アガルートでは、講師が責任を持ってテキストを作成しているため、最新の学説情報が反映されています。その結果、テキストや講義を圧倒的に信用することが出来ます。
さらに、総合講義100などの基幹講座のテキストは、フルカラーテキストになっていて、視覚的にも勉強しやすい教材となっています。
③多機能な受講システム
最大3倍まで可能な倍速再生、テキスト同時表示、音声ダウンロードなど受講者が学習しやすい機能が搭載されています。この中でも音声ダウンロード機能は、非常に嬉しい機能です。多くの予備校の講座には、視聴期限に決められています。それも1、2年と短い期間に設定されていることが多いです。司法試験の勉強は、長期戦で基本ですから、視聴期限を気にすることなく受講することができるのは大きなメリットと言えます。また、音声をダウンロードしてしまえば、アプリ等を使えば、再生速度を細く設定することが出来ます。
④受講生の個別指導、個別フォロー
アガルートは、オンライン授業をメインにしていますが、それと並行して、個別指導にも力を入れています。これは、一方方向的なオンライン配信の弱点を補強するものと言えます。また、司法試験の勉強は、対策範囲が広範囲に渡ることも寄与して、勉強の方向性を間違えてしまうこともあります。この点、プロの個別指導を受けることができれば、軌道修正をすることができるので、安心して勉強を続けることが出来そうです。あ私自身、アガルートの個別指導を受講したことはありませんが、経済的に余裕があるならば、受講することを推奨します。
⑤受講カリキュラムが充実
個人的に、アガルートは受講カリキュラムが充実していると思います。受講者各人の様々な目的に応じるために、豊富なカリキュラムが用意されています。単品講座を購入するよりも、かなりお得に受講することが出来ます。
⑥短期合格に強い
アガルートは、短期合格に強いと思います。予備試験一年合格を掲げており、実際に結果も出てきています。短期合格に強いということはそれだけ、サービスが充実していることを示していると思います。
まずは、こちらをご覧ください
こちらは、アガルートの予備試験一年合格カリキュラムの3つのプランを比較した表となります。マネージメントプランとは、司法試験プロ講師による個別指導がオプションとして追加されたプランのことです。予備試験の合格のため大切なことは、①勉強の習慣化と②論文対策と考えていますが、このマネージメントオプションでは、司法試験プロ講師が、学習の進捗管理と論文対策の指導を受けることができます。答案添削枚数としては、150通となっており、必要十分な数となっています。予備試験の受験生で、答案150通を起案して、添削をしてもらっている方は、このオプション受講者くらいなのではないかとも思います。答案の起案数としては、非常に多い方です。個人的には、オプションなしの60通でも十分な添削数のように思います。
また、予備試験一年合格カリキュラムは、3つのプランいずれも、単品講座の合計額の半額近い価格設定になっており、非常にお得になっています。
例えば、マネージメントオプションがない通常の予備試験一年合格カリキュラムに含まれる単品講座の合計額は、1,108,500円ですが、このカリキュラムパックならば、698,000円となっております。
→現在お買い得なセールを行っています。情報はこちら。
数字で見る「アガルート」
①従業員は100名
記事執筆時における株式会社アガルートの従業員数は100名です(グループでは200名)。2020年5月時点では25名で2021年1月で42名だったので、増えています。
労力を集中投下する人海戦術でここまで来たわけではなさそうです。限られた人的資源でここまで実績を残されているのは、純粋に驚きます。
②令和5年度司法試験合格者占有率36%
さて、ここからが本記事で最もお伝えしたいデータ分析です。まずは、直近の令和元年司法試験の合格率からです。
令和5年司法試験合格者数の1781名中641名がアガルートの講座受講者です。割合にすると、36%になります。かなり高い数字と言えます。令和元年は523/1502名で34.8%だったので、数値は上昇しています。令和2年度は44.8%でしたので、少し割合は下がっていますが、かなりの占有率は保っています。
合格者における割合についての見方
確かに、司法試験の合格実績であれば、伊藤塾はナンバーワンかもしれません。実際、伊藤塾の公式サイトを見ると、同じく令和2年度司法試験合格者1450名のうち1234名が伊藤塾の有料講座受講生であると掲載されています。その数字には、答練の受講生も含まれています。伊藤塾は、全国規模の答練をしているため、インプットは他の予備校で行い、答練は伊藤塾を利用したという合格者でさえも含まれています。
実際のところ、注意書きでは1234名のうち「講座・答練403名」と記載されています。伊藤塾は、全国規模の答練や全国模試を開催しており、受験生としては非常に有難い予備校です。しかし、入門・基礎講座の受講を決めるにあたって、比率の数字をそこまで重視するべきではないでしょう。(ちなみに、2019年度は有料講座受講生1122名の講座・答練429名だったので、1年で有料講座受講生は増加したけど講座・答練を受けた人数が減少していました)
一方、アガルートの650名という数字にも、単品講座受講者や答案添削講座の受講生も含まれています。そのため、523名と1122名の数字を比較することは、公平な比較と言えるかもしれません。しかし、先ほどの検索数の比較から分かるように、伊藤塾の方が圧倒的な認知度があり、そのため、受講生も圧倒的な人数であることが推察されます。
アガルートの認知度は、伊藤塾の半分程度と推定され、受講者数もまだまだ少ないと考えられます。したがって、1234名と650名の数字の比較は、公正な比較とは言えないようにも思います。書きながら何が言いたのか迷走してきていますが、サービス開始数年、従業員42名で、認知度もまだまだこれからという時期に「合格者占有率44.8%」という数字は凄くないですか!?
③予備試験最終合格率20.29%
次に予備試験最終合格率についてデータを確認したいと思います。令和2年度予備試験最終合格率は全国平均4.2%でした(法務省 資料参照)。
他方、アガルートの予備試験1年合格カリキュラムのマネージメントオプションを利用した受講生の予備試験最終合格率は20.29%とかなり高い数字です。
全国平均の4.9倍に当たり、大きく上回っています。2019年度は4.4倍だったので、前年よりも予備試験の合格率が上昇しています。
このように、アガルートが、最短合格に強いことがデータ上明らかになっています。
④講義の生産性が高く講座時間が133時間も少ない
アガルートの最大の特徴は、最小限の講義で最大の結果を出せる講座体系です。以前、某司法試験予備校のカリキュラムと受講時間を比較してみました。
総合知識(短答+論文)
講義時間の合計は、某司法試験予備校の場合約606時間となりました。他方、アガルートの講義時間の合計は約473時間でした。
その差は133時間となります。133時間休まず勉強し続けても5.5日も費やさなければならないのです。その時間に休憩や睡眠などを加えると考えるとかなり差があることが分かります。アガルートのマネージメントオプションを利用すれば、この余った時間で、効率的に濃縮した学習をすることが出来ます。
これが、マネージメントオプション利用者の合格率の高さの理由だと思います。
論文
講義時間の合計は、某司法試験予備校の場合約206時間。アガルートの場合は約158時間でした。その差は48時間です。やはり、アガルートの方が短くなっています。
アガルートの講義は、生産性が高い。このように、アガルートのカリキュラムは、講義時間が短いにもかかわらず、全国平均の4.9倍の合格率となっており、講義の生産性が非常に高いと言えると思います。
アガルートは「学習効果が高い」から人気!?
ここまでデータに基づいて色々解説してきました。ここまでのところを要約すると、アガルートの講座は、学習効果が高いからここまで人気になってきたのだと思います。
冒頭の方で述べたように、アガルートの検索数は、伊藤塾の4分の1程度です。しかし、司法試験受験生、中でも学習が進んでいる層の認知度で言えば、伊藤塾とアガルートの認知度は、そこまで変わらないのではないでしょうか。
露出がより少ないアガルートが、ここまで人気予備校へと成長しているのは、受講生の口コミ効果が大きいと思います。私もアガルートを知ったきっかけは、ネット検索ではなく、学部の友人です。その友人は、すでにLecで工藤先生の講義を受講しており、「めちゃ分かりやすいからおすすめ!今はアガルートってところで教えてる」と教えてくれました。それで私も、実際にお試し受講して「これは良い」となり、アガルートで講座を受講するようになりました。
実際受講した人が良さを実感したからこそ、広まり、ここまで成長してきた予備校だと言えます。
現在は、資格予備校も、受験生のニーズに応じて多様化しています。情報発信に力を入れ、webマーケティングを徹底している予備校もあります。色々な戦略があって良いと思います。そんな中、アガルートは、少数精鋭で、講義のクオリティーで勝負してきたのだと思います。
その結果、露出は少ないものの、司法試験に挑戦することを決めた受験者層には、口コミ等で広く浸透し、人気予備校へと急成長してきました。
アガルートの評判・口コミ
さてここからは、アガルートの評判・口コミをご紹介していきたいと思います。
ネットの口コミ等
SNSで「アガルート」と検索して多かった口コミを私の方で要約して以下で列挙してみました。
「アガルート、セールやってくれないかなー」
「アガルートの受講相談、一個人に丁寧に対応してもらった」
「アガルートの教材発送、Amazonより早くて草」
などなど。セールに関しては、定期的に行われているので、SNSで公式アカウントをフォローするか、公式サイトをたまに訪問してチェックしておきたいところです。
また、受講相談や教材発送など、講座以外の面でも、良い評価がされれているようです。
向いている人
ここまでの解説を踏まえて、アガルートアカデミーに向いている人を整理しますと、、
司法試験・予備試験に合格したい方全員
になると思います。笑
正直にいうと、ライブ授業じゃないと絶対ダメという方以外には、本気でアガルートがおすすめです。価格帯も老舗予備校よりも低額ですし、スタッフさんの対応も良いと思います。私も3年間ほどアガルートにお世話になりましたが、スタッフさんに不満を覚えたことは一度もありません。
当ブログで、アガルートの講座ごとに受講経験を踏まえたレビューをしていますので、そちらをご参照していただければと思います。
アガルートのデメリット
アガルートアカデミーは、オンライン授業を主とした予備校であり、全国に校舎を持っているわけではありません。そのため、伊藤塾や辰巳などのような全国規模の校舎を利用した答練や模試を受けることができません。ただし、全ての講座を一つの予備校に限定する必要もないので、インプットは、アガルートの講座を利用して、答練や模試は、伊藤塾や辰巳を利用するのもありだと思います。
また、オンライン授業を主とした予備校のため、自宅などにオンライン環境が整備されていないと不便だと思います。そのため、オンライン環境が整っていない方は、ライブ講義をしている予備校の方が良いかもしれません。
アガルートのデメリット言えばこのくらいでしょうか?
合格者の声
最後にアガルートの合格者の声をご紹介しておきたいと思います。
公式サイトを確認して、特に印象的なものを一部抜粋させて頂きました。
総合講義を受講した理由として,30万円以内の値段だったので手に入りやすいということもありますが,1つの科目を3周勉強するという指導方法に魅力を感じたことにあります。私は,一つの物事をじっくり取り組む性格でありますが,時間が経つと最初に学んだことを忘れてしまうことがありました。そのため,1つの科目を3周回すという指導方法は,私にとって画期的なものであり,大変効率の良いものだと感じました。
→重ね塗り学習が効率的であることは、科学的にも証明されているところです。
私は司法試験に向けての学習の序盤・中盤・終盤全てにおいてアガルートの講座を十二分に活用することで合格を勝ち取ることができました。
→まさにこれ。受講を始めてから司法試験の最終日までアガルートにはお世話になりました。
結局4回目の受験でようやく合格できましたが,合格まで選択科目以外の7科目は総合講義100と重要問題習得講座を何度もまわし,答練を受けることの繰り返しでした。社会人受験生の場合,可処分時間が少ないため,短い時間でも効果が大きく上がるよう効率を重視して受験勉強をすべきです。その点,総合講義100は慣れてくれば2倍速で聴くことができるため約50時間で全科目をまわすことができますし,重要問題習得講座で主要論点はほぼ全て演習ができるため,おすすめです。
→可処分時間が人より少ないのであれば、『総合講義100』と『重要問題習得講座』の組み合わせがベストに思います。
筆者のアガルートに対する感想
検索からこの記事に辿り着いた方も多いと思いますので、まずは、簡単に自己紹介させて頂きます。経歴は以下の通りです。
・2018年11月 予備試験最終合格
・2019年3月 国立大学法科大学院卒業
・2020年9月 司法試験合格
・2020年11月〜 73期司法修習
順調に合格したように思われるかもしれませんが、何度も挫折しています。私は、不安症の傾向があり、将来に対する漠然とした不安や、劣等感に支配され、勉強に手がつかなくなることもありました。自分の能力や性格が嫌になることも何回もありました。それでも、司法試験に一発合格することが出来たのは、自分の意思や努力では、どうしようもできないことを悔やむことを辞めて、自分にあった勉強法を研究しやり抜いたことです。
そして、自分にあった勉強法というのが、私にとっては「アガルートを使い倒すこと」でした。ロースクールの授業でも、総合講義のテキストを広げ、講義内容も要約して総合講義のテキストに一元化していました。さらに、ロースクールの期末試験や予備試験・司法試験の論文式試験の対策としても、重要問題習得講座の問題で演習を繰り返していました。もちろん、ロースクールの授業で配布されるレジュメや、基本書、参考書、演習書などを使って勉強することもありましたが、必ずアガルートの総合講義や重要問題と関連づけて、アガルートのテキストに一元化するようにしていました。
自分にあった勉強法をやり抜いた結果、予備試験・司法試験に合格することが出来ました。「自分にあった勉強法」というのは、人それぞれだと思います。
アガルートをオススメする?
現時点で「おすすめの資格予備校はどこですか?」と質問されれば、「アガルート」ですと即答できるくらいに、自信を持ってアガルートを推奨することが出来ます。これは、自分自身がアガルートのサービスに満足していることはもちろん、私の周りの友人との間でも、共通の認識を有しているからです。
アガルートの弱いところを強いて言えば、全国的な答練・模試を開催していない点くらいです。ただ個人的には、模試や答練は、老舗の予備校を利用して、インプットは、アガルートが一番賢い選択なのではないかと考えています。
オススメしたい実際に受講したアガルートの講座
まずは、私が合格するまで受講した講座をご紹介します。
私は、以下の講座を受講しました。
重要問題習得講座
旧司法試験・予備試験型答練
司法試験論文過去問解析講座
短答知識完成講座1
全部で6講座です。かなり課金してしまいましたね。それでも予備試験と司法試験に合格でき、一切後悔はないです。
各講座を受講した理由
次に、各講座を受講した理由を簡潔に説明したいと思います。
総合講義100
私は、法学部出身で、大学の講義で法律科目を一通り勉強していました。
そのため、ゼロからの法律を学習する基礎講座ではなく、法学既習者向けの基礎講座を探していました。
法学既習者向けの講座を販売している予備校は、アガルート 以外にもあります。しかし、講座のクオリティー、講座の価格、音声ダウンロードができるなど、諸般の事情に鑑みて、本講座の受講を決めました。友達に勧めされてのが大きかったかもしれません。
講座のクオリティーは、口コミに加えて、実際にお試し受講をして確認しました。司法試験の講師は、有能な方が多いですが、説明が分かりにくいことも少なくありません。司法試験の順位のみで決めるのではなく、実際に、当該講師の講義を試聴してみることを推奨致します。
お試し受講をして、工藤講師の講義は、非常に理路整然としており、かつ、メリハリのあることが分かりました。講義の分かりやすさは重要なポイントでした。法学部の授業を通して、講義の分かりやすさにかなり差があることを知っていたからです。また、司法試験に合格することが最終目標だったので、無駄な勉強を極力減らしたいと思っていました。総合講義100の講義は、工藤北斗先生の長年の受験指導経験より、論点の重要度に応じたメリハリのある講義です。勉強が進んでいなかった私にとって最適な講座でした。
さらに、近時の学説の動向を踏まえて、解説もされているため、最近の学説を踏まえたインプットをすることもできます。このように、お試し受講をして、非常に魅力的と考えて迷うことなく、総合講義100の受講を決めました。
今でも、この決断は正しかったと考えています。
今回ご紹介する講座の中で、ダントツでオススメしたいのが、『総合講義100』です。
受講後の感想については以下の記事で解説しています。
論証集の「使い方」講座
総合講義の受講がだいたい終わってきて、問題演習を始めようと思っていた時期に、『論証集の「使い方」講座』の受講を開始しました。
論証集の「使い方」講座につきましては、以下の記事を参照ください。本講座は、アガルート講座の中で、最も費用対効果が高い講座です。
重要問題習得講座
『論証集の「使い方」講座』の受講を始めたのと同時期くらいに、『重要問題習得講座』の受講を開始しました。
『重要問題習得講座』の解説につきましては、以下の記事を参照ください。
旧司法試験・予備試験型答練
予備試験短答式試験合格後、論文試験までの間に受講しました。予備試験型の問題演習のために受講しました。予備試験型の問題演習をしたい方にお勧めです。ロースクール経由組は、特に受講する必要はないと思います。
司法試験論文過去問解析講座
司法試験論文過去問解析講座は、こちらの記事でも解説しています。
司法試験の過去問対策をするために、ロースクール入学後から受講を開始しました。本講座に掲載されている模範答案は、工藤先生が、採点実感・出題趣旨を分析して、司法試験委員会の要求に全て応えた、完全解です。
完全解は、受験生がおよそ起案することのできない答案ですが、再現答案の分析の際に、不可欠です。不可欠である理由については、後日記事にしたいと思います。
過去問解説講座は、様々な予備校が販売していますが、私は、本講座を選択してよかったと思っています。本講座のおかげで、法的思考力の底上げに成功したと思っています。
短答知識完成講座1
予備試験の短答対策のために受講しました。司法試験の直前期までお世話になった講座です。担当知識完成講座1は、こちらの記事でも解説しています。
本講座は、憲法・民法・刑法の短答知識のインプット講座です。
そのため、司法試験受験生に非常におすすめです。短答知識のインプットに特化した講義であり、本講座を受講すれば、短答プロパーの知識を習得することができます。
私の場合、短答過去問の演習と本講座の受講で、予備の短答および司法試験の短答式試験のいずれにも合格しています。極力、短答の勉強に時間を割きたくないなら、本講座で効率よく短答対策することが得策です。
司法試験の全受験生にお勧めしたい講座です。
対象者別おすすめ講座
法学既習だけど、司法試験の受験を決意し、これから司法試験の対策を始めたい
私が、アガルート の受講を始めた時と同様の状況にある方には、私が受講した6つの講座のうち、予備試験型答練以外の5つの講座の受講をおすすめします。予備試験経由で、司法試験の合格を目指そうと考えている方には、今回紹介した講座のすべての受講を推奨いたします。
法学既習だけど、インプットをやり直したい
法学既習者だけどインプットをやり直したいという方も多いと思います。私の友人の中でも、他の予備校の基礎講座を受講したけど、分かりにくいから、アガルートでやり直した方も少なくありません。また、試験を攻略するには、網羅的に勉強することが非常に大切ですが、大学の授業は、必ずしも網羅的ではありません。
法学既習者がインプットを網羅的にやり直したいなら、総合行為100、論証集の「使い方」講座、短答式完成講座をおすすめします。
司法試験の合格にむけてアウトプットを始めたい
論文のインプットは、法学部やロースクールの授業、基本書の通読等で足りているという人もいるでしょう。しかし、短答知識は、大学の授業で扱うことは少なく、また、過去問演習をする機会もないと思います。そんな方には、短答式完成講座1と司法試験過去問解析講座をおすすめします。
私の友達の中でも、ロースクールの授業をベースに、基本者や演習書で勉強しているけれども、過去問演習だけは、予備校の授業を利用しているという方は、結構います。
短答知識をインプットしたい
短答対策だけは、予備校を利用したいという人や、短答がどうしても不安という方には、短答知識完成講座1をおすすめします。
個人的には、司法試験アウトプットカリキュラムがおすすめ
私は、上記6つの講座を単品で購入していました。今思えば、かなり損しているように思います。総合講義100の受講を始めた頃は、司法試験の合格のために、どのような講座が必要なのかわかっていませんでした。そのため、必要に応じて、その都度単品で購入していました。結局、6つの講座を単品で購入していますが、アガルートには、セット割りがあります。セット割を利用していればよかったと後悔しています。
セット割の中でも、司法試験アウトプットカリキュラムがおすすめです。
司法試験アウトプットカリキュラムには、総合講義100、論証集の「使い方」講座、重要問題習得講座、司法試験論文過去問解析講座、司法試験型答練が含まれます。単価で購入するよりお得な価格となっています。
今なら、まず、司法試験アウトプットカリキュラムを購入して、短答対策を開始する時期に、短答式完成講座を購入するのが良かったかなと思います。
非常にお買い得だと思います。
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