アガルートの論証集を使っているけど、うまく使いこなせていない。
アガルートの論証集が気になるけど、事前に具体的な勉強方法を知りたい。
今回は、アガルート の『論証集』を使った勉強法をご紹介したいと思います。
アガルート の『論証集』は、非常に優れた司法試験・予備試験対策の学習教材です。
2023年版論証集は、本記事後半で解説しております。
公法系(憲法及び行政法)を除き、市販化されていますので、アガルート の受講生でなくても、論証集を入手することができます。私も、『論証集』の愛用者であり、普段からよく参照し、司法試験の直前まで使用していました。私の周りでも、使用している人が多かったです。
今回は、予備試験合格者であり、アガルート の『論証集』の愛用者である筆者が、『論証集』を使用した勉強法をご紹介したいと思います。
アガルート の『論証集』の入手方法
上述したように、アガルート の『論証集』は、公法系を除き市販化されています。また、アガルート の対象講座を受講すれば、同論証集がついてきます。
アガルート論証集の利用者の口コミは、こちらのサイトでご確認できます。
アガルート の『論証集」は、市販化されている
公法系以外は、市販化されています。アマゾンでも取り扱いされています。
1 最新の民法改正に完全対応
本書は,平成29年民法改正(債権関係),平成30年民法改正(相続関係)に対応しております。
令和2年実施の司法試験,予備試験本試験に向けて学習を進める方に最適です。
2 新登場! A~Cのランク付けでメリハリをつけた学習が可能に
A:頻出の論証。規範と理由付け(2つ以上)をしっかりと押さえ,問題に応じて,長短自在に操れるようになるべき
B:Aランクに比べれば,出題頻度が下がる論証。規範と理由付け1つを押さえておけば十分
C:時間がなければ飛ばしても良い
本論証集掲載の論証は,重要な論点に関するものに厳選していますが,皆さんの可処分時間に応じて,ランクに基づいた柔軟な学習をしてください。
3 アガルートアカデミー講師の書き下ろし
論証集の内容は,工藤北斗講師をはじめとしたアガルートアカデミーの講師陣が,膨大な数の基本書・判例解説・学術論文・法学雑誌を調べ上げた上で,判例・通説の立場から書き下ろしており,記述の正確性には万全を期しております。
4 論証を精査しブラッシュアップ
これまでの論証の内容を精査しなおし,必要に応じて適宜記述の改善を図っております。
より精度の高い記述で,論文式試験の高得点を狙うことができます。
論証を知識として習得することで「芯を外さずに」答案に表現することができるようになります。
5 2色刷りにリニューアル
これまでモノクロだった論証集が2色刷りになりました。より見やすく,より分かりやすくなった論証集を是非手に取ってみてください。(アマゾン商品紹介より引用)
掲載論点数はやや少ないが、それで良い
アガルート の論証集は、他の予備校の論証集に比べて掲載論点数はやや少なめです。これは、一見して、論点の網羅性という観点から劣るとおも思えますが、そうではありません。超マイナーな論点まで網羅的に学習する必要はありません。出題可能性が極めて低い超マイナーな論点まで学習しだすと非効率的です。
試験対策は、その重要度に応じて優劣を明確にしとくべきです。この論証集にない論点は、重要度が低いということです。
アガルート の論証集の掲載論点は、工藤北斗先生をはじめアガルート のスタッフが、試験における重要度に応じて、掲載の有無を決していると思います。そのため、同論証集の論点を押さえていれば司法試験対策上は十分であると思います。
やや少なめといっても、出題可能性のある論点がカバーされているので、全ての論点を学習するだけでも大変です。
司法試験に合格した時の「論証集」の使い方と勉強法
長文の論証を短い論証に書き換える練習をする
※論証集を見ながらでもいいです。
※どうやったら短縮できるか、何を残すべきかをよく考えてください。
例えば、10行の論証ならば、7.5行版、5行版、2.5行版に書き換えます。
短い論証に書き換えるには、当該論点のポイントを理解していなければなりません。逆に、短い論証に改めようと考えることで、当該論点のポイントがわかってきたりします。
こういう勉強をすることで、普段から、コンパクトな論証にするためには、どこを削れるだろうか、削ってはいけない部分はどこだろうかと考える癖がつきます。
論証を短くするためには、自分の言葉で表現を抽象化する必要も出てきます。この抽象化を考えることも、文章力向上に寄与します。慣れてきたら、紙に書かず、口頭でコンパクトにしてもいいです。
論証集が何度でも利用できる演習問題になる!
乱数アプリを使って、ランダムに論点を自己解説する
ある程度勉強が進んでくると、特定の論点(頻繁に勉強する論点)について論点名を言われただけで、当該論点の問題点、規範、当てはめのポイントを想起できるようになります。
試験直前は、全論点においてこれが出来るようになっておく必要があります。
そこで、私は、定期的に乱数アプリを使って、ランダムに論点を自己解説するという勉強法をしていました。
コメント
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[…] また、私は、アガルートアカデミーの総合講義100、論証集の使い方、重要問題習得講座を使い倒して予備試験、司法試験に合格することができました。このまとめノートもアガルートの総合講義100のテキストを参照させて頂いています。 […]