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【2024年】アガルート『論証集』を使った身になる勉強法と合格者の使い方

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シホウ
このサイトの監修者情報
「最小限の独力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300番台、口述2桁)。翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

アガルートの論証集を使っているけど、うまく使いこなせていない。

アガルートの論証集が気になるけど、事前に具体的な勉強方法を知りたい。

今回は、アガルート の『論証集』を使った勉強法をご紹介したいと思います。

アガルート の『論証集』は、非常に優れた司法試験・予備試験対策の学習教材です。

2023年版論証集は、本記事後半で解説しております

公法系(憲法及び行政法)を除き、市販化されていますので、アガルート の受講生でなくても、論証集を入手することができます。私も、『論証集』の愛用者であり、普段からよく参照し、司法試験の直前まで使用していました。私の周りでも、使用している人が多かったです。

今回は、予備試験合格者であり、アガルート の『論証集』の愛用者である筆者が、『論証集』を使用した勉強法をご紹介したいと思います。

目次
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アガルート の『論証集』の入手方法

上述したように、アガルート の『論証集』は、公法系を除き市販化されています。また、アガルート の対象講座を受講すれば、同論証集がついてきます。

アガルート論証集の利用者の口コミは、こちらのサイトでご確認できます。

アガルート の『論証集」は、市販化されている

公法系以外は、市販化されています。アマゾンでも取り扱いされています。

1 最新の民法改正に完全対応
本書は,平成29年民法改正(債権関係),平成30年民法改正(相続関係)に対応しております。
令和2年実施の司法試験,予備試験本試験に向けて学習を進める方に最適です。

2 新登場! A~Cのランク付けでメリハリをつけた学習が可能に
A:頻出の論証。規範と理由付け(2つ以上)をしっかりと押さえ,問題に応じて,長短自在に操れるようになるべき
B:Aランクに比べれば,出題頻度が下がる論証。規範と理由付け1つを押さえておけば十分
C:時間がなければ飛ばしても良い
本論証集掲載の論証は,重要な論点に関するものに厳選していますが,皆さんの可処分時間に応じて,ランクに基づいた柔軟な学習をしてください。

3 アガルートアカデミー講師の書き下ろし
論証集の内容は,工藤北斗講師をはじめとしたアガルートアカデミーの講師陣が,膨大な数の基本書・判例解説・学術論文・法学雑誌を調べ上げた上で,判例・通説の立場から書き下ろしており,記述の正確性には万全を期しております。

4 論証を精査しブラッシュアップ
これまでの論証の内容を精査しなおし,必要に応じて適宜記述の改善を図っております。
より精度の高い記述で,論文式試験の高得点を狙うことができます。
論証を知識として習得することで「芯を外さずに」答案に表現することができるようになります。

5 2色刷りにリニューアル
これまでモノクロだった論証集が2色刷りになりました。より見やすく,より分かりやすくなった論証集を是非手に取ってみてください。(アマゾン商品紹介より引用)

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掲載論点数はやや少ないが、それで良い

アガルート の論証集は、他の予備校の論証集に比べて掲載論点数はやや少なめです。これは、一見して、論点の網羅性という観点から劣るとおも思えますが、そうではありません。超マイナーな論点まで網羅的に学習する必要はありません。出題可能性が極めて低い超マイナーな論点まで学習しだすと非効率的です

試験対策は、その重要度に応じて優劣を明確にしとくべきです。この論証集にない論点は、重要度が低いということです。

アガルート の論証集の掲載論点は、工藤北斗先生をはじめアガルート のスタッフが、試験における重要度に応じて、掲載の有無を決していると思います。そのため、同論証集の論点を押さえていれば司法試験対策上は十分であると思います。

◆論点対策の方針
同論証集に掲載されている論点を完璧に理解する。
仮に、同論証集に掲載されていない論点が出題された場合は、未知の論点と考えて対応する

やや少なめといっても、出題可能性のある論点がカバーされているので、全ての論点を学習するだけでも大変です。

司法試験に合格した時の「論証集」の使い方と勉強法

長文の論証を短い論証に書き換える練習をする

STEP
①学習したい論点を決めます。
STEP
②論点を総合講義や論証集講座などを使って学習します。
STEP
理解が進んだところで、当該論点の論証を紙に書き写します

※論証集を見ながらでもいいです。

STEP
当該論証の75%版、50%版、25%版に考えて、紙に書き写す。

※どうやったら短縮できるか、何を残すべきかをよく考えてください。

例えば、10行の論証ならば、7.5行版、5行版、2.5行版に書き換えます。

短い論証に書き換えるには、当該論点のポイントを理解していなければなりません。逆に、短い論証に改めようと考えることで、当該論点のポイントがわかってきたりします。

こういう勉強をすることで、普段から、コンパクトな論証にするためには、どこを削れるだろうか、削ってはいけない部分はどこだろうかと考える癖がつきます。

論証を短くするためには、自分の言葉で表現を抽象化する必要も出てきます。この抽象化を考えることも、文章力向上に寄与します。慣れてきたら、紙に書かず、口頭でコンパクトにしてもいいです。

論証集が何度でも利用できる演習問題になる!

◆アガルート論証集のおすすめポイント
→長いからむしろ受験生としてはありがたい
→論証の本質がわかるようになる

乱数アプリを使って、ランダムに論点を自己解説する

ある程度勉強が進んでくると、特定の論点(頻繁に勉強する論点)について論点名を言われただけで、当該論点の問題点、規範、当てはめのポイントを想起できるようになります。

試験直前は、全論点においてこれが出来るようになっておく必要があります。

そこで、私は、定期的に乱数アプリを使って、ランダムに論点を自己解説するという勉強法をしていました。

乱数生成

乱数生成

  • Hiroyuki Otomo
  • ユーティリティ
  • 無料
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論点にナンバーを付し、乱数生成アプリで乱数を生成します。

論点マップの各論点に番号をつけます

生成された順にその番号に応じた論点を自己解説します。そして、自己解説できなかった論点はすぐに復習をします。これを繰り返すことで、記憶が強化されていきます。

人間の記憶は、記銘→保持→想起の過程のうち、想起を繰り返すことで強化されます

この勉強法は、想起を繰り替えす勉強法のため、記憶の定着を促します。

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論理をビジュアル化してみる

民法の論文対策でも言及していますが、論証の論理構造を把握して、その論理をビジュアル化するという勉強もしていました。

例えば、『動機の錯誤』の論点。

①錯誤の定義=内診と表示の不一致
    ↓
②動機の錯誤は、定義に当たらない
    ↓
③but、表意者保護の必要性もある。他方、取引の安全の要請
    ↓
④動機が表示され、当事者の意思解釈上、法律行為の内容とされたなら、「錯誤」に当たる。

このように論理を視覚化しておくことと見返すのが簡単です。論証集の余白で論理のビジュアル化をしていました。

2021年版はさらに進化

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2021年版の総合講義論証集は、さらに進化しております。

私が使っていた論証集より以下の点が進化しています。

①論点ランクの掲載
②余白が多くなり、書き込みがしやすくなった

以下、各点を解説させていただきます

①論点ランクの掲載

これ、受験生にとっては、非常にありがたいですね。論点の重要度は、多くの問題に取り組むなどしないとなかなか論点間の重要度の差異は、わからないもの。この点、2021年版の論証集には、各論点につき、論点ランクが付されています。

AからCの3つのランクが用意されています。

A:頻出の論証。規範と理由付け(2つ以上)をしっかり押さえ、問題に応じて、長短自在に操れるようになるべき

B:Aランクに比べれば、出題頻度が下がる論証。規範と理由付け1つをおさえておけば十分

C:時間がなければ飛ばしてもよい。

重要度に加えて、獲得目標(Aランクであれば、規範と理由付け(2つ以上)+長短を自在に操る)が明記されているのがこのランクのすごいところだと思います。よくあるランク付けは、頻出度に応じてAからCなどのランクを付すものがおおいですが、受験生として知りたいのは、「重要な論点をどこまで理解しなければいけないのか」という点だと思います。

この点、総合講義論証集には、獲得目標が明記されているので受験生としては、迷わず勉強を続けることができますね。受験生のニーズを的確にとらえ、口座をより良いものにしようとするアガルートの企業努力が伺われる点です。

②余白が多くなり、書き込みがしやすくなった

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これも、受験生にとってはありがたいアップグレードですね。

受験生時代に、若干使いづらいなと思っていたのが、余白の問題でした。従来の論証集は、余白が少なく、情報を一元化するに足りませんでした。

そのため、私の場合、情報を詰め込んだ用紙を論証集に挟み込むなど、情報の一元化に苦労していました。

しかし、2021年版の論証集には、情報の一元化をしやすいにように余白が十分とられています。これで、一元化教材としても使えますね。

2023年版のアガルートの論証集

2023年版のアガルートの論証集は、その良さを引き継いだまま、情報が最新のものになっています。

また、アガルートの論証集は、アガルートの総合講義を購入すれば付随してきますので、論証集の購入を検討している方はアガルートの総合講義の受講も検討してみましょう。

論証集と総合講義のテキスト、および音声講義があればもうインプットで怖いものはありません。ひたすら、これらの教材と工藤北斗先生の講義を信用し、使い倒しましょう。

インプットは、教材をあえて限定すること、良質な教材に限定することが大切です。

アガルートの最新版の論証集及び音声講義であれば間違いないでしょう。

なお、アガルートの公式サイトで論証集を使った推奨の使い方に関する記載があったので参考に引用させて頂きます。

本講座は,繰り返し視聴していただくことを想定しています。
そのため,1周目は論証集をお手元に置きながら,メモを取りながら視聴していただきたいのですが,2周目以降は,机に向かってしっかりと視聴するというよりは,通勤時間,通学時間などのスキマ時間に気軽に視聴していただくことをお勧めします。
本講座の音声データはダウンロードすることができますので,スマートフォンなどに入れて繰り返し視聴してみて下さい。
また,全てを暗記しようとする必要はありません。試験の直前までにはキーワードを正確に記憶して頂きたいのですが,普段の学習では,講義を聴き流して頂くだけで結構です。意識して「覚えよう」というよりも,繰り返し視聴することで自然と「覚えている」という状態になることがベストです。

アガルート公式サイト

インプットのコツ
①教材をあえて限定する(=リソースの限定)
②良質な教材を利用する

アガルート論証集はどんな方におすすめ

アガルートの論証集は、すべての司法試験、予備試験の受験生におすすめです。論証集は、受験生にとって非常に有益なツールです。

市販もされていますから、多くの方が使用しやすいと思います。

特にアガルートの論証集がおすすめな受験生は以下の方です。

・繰り返し利用できる論証集を探している方
・大手予備校の論証集が欲しい方
・カスタマイズがしやすい論証集をお探しの方

また、論証集を最大限活用したい方には、アガルートの論証集の使い方講座がおすすめです。以下の記事で詳細に解説をしていますので是非、ご覧ください。

これによって、各科目の基礎が盤石になります。何回も聞き直して、論証を自由に吐き出せるようになりましょう。

あわせて読みたい
【予備合格者解説】アガルート 『論証集の使い方講座」の使い方を徹底解説 今回は、アガルートの『論証集の使い方講座』について説明したいと思います。 使い方講座と書いてあるのですが、ただの論証集使い方解説ではないんです。 ※講座名をクリ...

アガルートの論証集の使い方講座の合格者の声

アガルートの論証集の使い方講座を利用した方の声をご紹介したいと思います。

講座の受講は、検討されていない方であっても、参考になるかと思います。

令和4年 司法試験 合格者の声

市販の論証集は分厚く、論証を全部理解しようとする気が起きないが、アガルートの論証集はコンパクトな分量なので7周くらいすることができた。また、丸暗記用ではなく汎用性の高い論証に仕上げてあるので、最小限のインプットで広範囲の問題に対応できるようになっていると感じた。

合格者の声

「7科目を7周?」「そんな回すのか」と思われる方もいるかもしれませんが、それくらいやるべきだと思います。それくらいやるに値する教材です。回数が重要ではないですが、定期的に論証集を回すようにしましょう。常に、論証を吐き出せるようにしておきましょう。

令和4年 予備試験 合格者の声

初受験のため、予備試験の論文の過去問を十分に解けないまま、論文試験の直前期を迎えました。その際、特に民事訴訟法や行政法については、学部やロースクールで、あまり論証的な部分をやっていなかったため、不安が大きく、アガルートの論証集で、不安な箇所を見直しました。また、口述試験直前には、刑法の論証集に論点がかなりコンパクトにまとめられていたほか、末尾の構成要件を復習し、自分で書きこんだりしたおかげで、本番での不安をかなり軽減することができたと感じています。

合格者の声

アガルートの論証集が人気な理由に、巻末の論点一覧表や論点ランク等の付録です。これも一度確認されるとよいでしょう。

令和3年 予備試験 合格者の声

答案の重要パーツである規範の定立のために必要な情報が実践的な形で凝縮されていたので、試験直前まで肌身離さず見返していました。理由づけ部分まで詳細に書かれたフルの論証が掲載されていたので、想定される問題における当該論点の濃淡や当てはめのしやすさ等を考慮しつつ、情報を取捨選択して自分でコンパクト版の論証等も作っていました。必要な情報は全て盛り込んであるため、各論証を自分の武器として場面に応じてカスタマイズする使い方をしていました。

合格者の声

「情報を取捨選択して自分でコンパクト版の論証等も作っていました」。この勉強法が非常に重要だと思います。自分の頭が考えて、コンパクトで理想な論証を考えてみましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、アガルート の『論証集』を使った身になる勉強法をご紹介しました。アガルート の論証集は一部を除き市販化されていますので、どなたでも出来る勉強法だと思います。 上記で説明した勉強法は、私も実際にしていた勉強法であり、効果を実感している勉強法です。是非、参考にしてみてください。

また、『論証集の「使い方」講座』や論証集の内容は、変更の可能性があります。ご購入の際は、必ず公式サイトでご確認してください。何卒宜しくお願い致します。

下記リンク先で無料サンプル講義・サンプルテキストを入手することができます。

2024年の最新のアガルートの論証集については、以下のサイトの記事も参考になるかと思います。

法書ログ
【2024年】アガルートの論証集の使い方講座の評判|ロジックとコアキーワードをマスター【口コミ】 「アガルートの論証集の使い方講座ってどうなんだろう?」「アガルートの論証集は市販されているし、講座は要らないん…

さらに詳しくアガルートを知りたい方はアガルート公式サイトへ

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この記事を書いた人

「最小限の努力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300台位、口述2桁)し、翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

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