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【徹底解説】司法試験に合格する勉強法[暗記/基本書読み方/答案書き方等]

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シホウ
このサイトの監修者情報
「最小限の独力で最大の成果」を理念に司法試験、予備試験に合格するための勉強法を研究し、予備試験に合格(論文300番台、口述2桁)。翌年1発で司法試験に合格(総合順位100番台)。現在は弁護士として企業法務系法律事務所に所属しながら、司法試験、予備試験に合格するためのノウハウを発信する。

もう司法試験の勉強法で悩んで欲しくない」この想いから、司法試験に合格する勉強法の全てをお話しします。以下で紹介する勉強法を実践して、平成30年度予備試験と令和元年司法試験に合格しました。

ご自身の勉強法を確立するのに、お役に立てば幸いです。

目次
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総論

自分に合う勉強法を見つける 

まず、これをやれば必ず合格出来るという勉強法は存在しません。各人自分に合った勉強法があるはずです。暗記が得意か否か、文章力があるか否か、事案分析力があるか否かなど、各人の能力に応じて勉強法をカスタマイズする必要があります。合格者の勉強法をそのままトレースするだけではいけません。

私も合格者のブログを参考にさせて頂きましたが、そのまま自分に流用しませんでした。「合格者がやってるからやる」という思考になると危険です。当該勉強法の趣旨・目的など自ら考察して、どのように流用できるか検討する必要があります。

もっとも、合格者の多くは、効率的な勉強法を採用しているケースが多く、非常に参考になることが多いのも事実です。

合格者のブログ・複数回受験者のブログで研究

すでに自分に適した勉強法を理解している方は、読み飛ばして下さい。

まだ、自分に適した勉強法を理解していない方は、合格者のブログ,特に複数回受験者の勉強法を分析してみてください。複数回受験者の中には、不合格から合格に至るまでに、勉強法を抜本的に見直しているケースが少なくありません。この改善後の勉強法は非常に参考になります。

科学的に正しい勉強法を知りたいなら、この本がおすすめ

おすすめ参考書

勉強法編

以下は、私が取り入れていた勉強法の一例です。ご自身の勉強法を確率するために、参考にしてみてください。効率的な勉強法を極めたい方は、こちらの記事をご確認ください。勉強法に関する書籍10冊を紹介しています。

1日を司法試験の勉強のためにカスタマイズする

1日を司法試験の勉強のためにカスタマイズして下さい。全ては、司法試験の合格のためです。とは言っても、ずっと勉強することはできないので、ガス抜きの時間もあらかじめ設定して下さい。必要最低限の合理的なサボりを取り入れる。これも司法試験の勉強のためのカスタマイズです。

寝る前は、暗記の時間

寝る前は、スマホをいじりがちですが、出来れば暗記の時間に当てましょう。寝る前のスマホいじりが、睡眠の質を下げることは明らかなことです。

司法試験の合格のためにも、寝る前は暗記の時間に当ててください。寝る前に暗記の時間を確保することが、記憶を促すことは多言を要しないところですね。

正直、一切見ないのは難しく,悪しき習慣を断つことはそう簡単ではありません。それでも,私の場合、寝る前の1時間前に入浴をして、それ以降はスマホを触らないように心がけていました。

前日に明日の勉強内容を決める

前日に明日の勉強内容を決めましょう。勉強を開始する際に、何を勉強するのか迷うことがありますが,時間がもったいないです。

その日、何を勉強するかは前日に決めておくべきです。

例えば,私の場合,曜日ごとに勉強する科目を決めていました。

このようにすべきことが自動的に決まってくると、勉強の効率性はグンと上がります。

よく言われることですが、翌日の服装や朝食も寝る前に決めておくと良いと思います。朝起きてスムーズに勉強に移行できるような状況を自分で作り出せるとベストです。

明日が司法試験と想像してみる

やることが多すぎて何を勉強したらいいのかわからない」。これは、ある程度勉強が進んでくると生じる現象だと思います。

私も何を勉強すべきか悩むことがありました。自分なりに考えた解決策が、明日が司法試験と想像してみることです。明日が司法試験だと想像すると、誰しもが不安を感じると思います。その際に、この不安の内容を特定して下さい。何が不安なのか。ノータッチの分野があるから不安なのか、憲法の答案の書き方がわからなくて不安なのか、途中答案になりそうで不安なのか。その不安の内容を言語化しましょう。

基本書の読み方

まず、いきなり通読しようと思わないことが大切です。基本書をいきなり通読することは、マップを持たず航海に出るようなことです。まずは、基本書を読む目的を明確にするべきです。

基本書を読む目的としては、例えば、①基礎知識を網羅的に習得する、②分からない論点を理解する、③科目の総復習、などが考えられます。

仮に①が、基本書を読む目的ならば、選書の段階から、やり直す必要があるかもしれません。私の経験則上、基礎知識を網羅的に習得したいのであれば、基本書よりも入門書や教科書に分類される書籍の方が適当だと思います。基本書は、難解な言葉が使われていたり、専門的で理解が困難なことがあります。まずは、入門書や教科書を使ってインプットすると良いと思います。①の段階を越えてから、基本書を読むと良いと思います。

次に、基本書を読む目的が②にある場合。この目的が、個人的には、正しい基本書の使い方のように思います。基本書は、分からない論点を理解するために読むべきであり、新しい論点をインプットするための教材ではありません。

今一度、基本書を読む目的を明確にしてみましょう。

予備校を活用する

最小の努力で、結果を出したいのであれば、予備校の利用は必要となってくると思います。司法試験の合格者であれば、共感して頂ける方が多いかと思いますが、大体の方は、無駄な勉強をしてる期間があります。私も、勉強法がよくわからず、謎に写経したり、よく分からず、地裁の判決を全文読んだりしている時期がありました。はっきり言って無駄な勉強をしていました

このように、司法試験の勉強を始めると、気づかないうちに、無駄な勉強をしてる場合があります。私の場合、幸い途中で予備校を利用することになったので、比較的無駄な勉強をしてる期間が短かったと思います。もし、あのまま独学で勉強を続けていたら、まだ受験生をしていたかもしれません。無駄な勉強を極力省くためには、司法試験対策のプロである予備校を利用するのが早道す。

予備校を選ぶ際には、合格実績で選ぶのが良いと思います。予備校を利用する目的は、司法試験に合格することですから、まずは、合格実績の多いところを選ぶと良いでしょう。司法試験の予備校の選び方おすすめの予備校を知りたい方は、こちらの記事を参照ください。人気予備校5社を比較して、おすすめの予備校を提案しています。

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暗記の仕方

まずは、記憶のメカニズムを知る。記憶は、記憶したことを思い出す(想起する)ことで、強化されるという性質があります。

そのため、時折、昨日やったことや、一週間前にやったことを思い出すようにしましょう。

おすすめは、消灯後布団の中で、その日に勉強したことを思い出すことです。その日やったことでも、思い出せない事があります。そして、思い出せないことがあれば、スマホを使って音声メモとして、わからない点を記録していました。翌日に調べて確認するようにしていました。

また、想起の機会を確保するために、予備校の答練を受講するのもありでしょう。私は、予備試験、司法試験のいずれでも、予備校の答練を受講していました。起案する機会を強制的に確保することにもなりますし、想起の機会にもなり、記憶の定直化に繋がります。お金に余裕があるのであれば、投資しても良いでしょう。

起案上の注意点

以下は、司法試験本番直前に作成したチェックリストです。

自分だけの直前のチェックリストです。司法試験の本番は、休憩時間にこれだけ読んでいました。

あくまでも私の起案時の方針を記したものであり、妥当性や正確性を保証するものではありません。

全般

  1. タイマーの押し忘れに注意。試験前にタイマーを机の中央に置いておくこと。もし押し忘れたとしても、腕時計があるから大丈夫
  2. 答案構成は最大50。これが上限時間。答案の枚数は、5枚程度。6枚目に突入できるとベストだが、5枚目に突入すれば十分。大切なことは、検討の順序とその内容である。質にこだわりすぎるべきでない。
  3. 構成は、主に4色ボールペンと五色のマーカーを使う。マーカーは、基本的に設問ごとに色分けをする。その中で、法的評価が異なるものには、①②等の番号を振る。
  4. わからない場合には、趣旨目的や利益衡量や一般条項等から、一応の理由を示し、それっぽい規範を定立したら良い。価値判断になってしまってもいいから、事案の特殊性を指摘しならが、一応の結論を示せればよい。事案の特殊性を無視するのは、最悪。
  5. 答案構成が終わったら、厚く書くべきところに、星マークを記す。メリハリを意識。欲張らない。
  6. 慌てることなく、落ち着いて論述すること。

憲法の起案上の注意点

  1. 直前に、違憲審査基準論の書き方を確認すること
  2. 「反論を踏まえて」と設問で明示されているなら、必ず反論を明示するべきである。その上で、その当否を論じて、私見を述べるべきである。
  3. H21ヒアリング「『考える力』が現れている部分に高い評価を与えるように、いわばメリハリをつけて評価するように努めている」
  4. H30採点実感「主張、反論、私見という構成をとる答案も一定程度見られたが、本門における問われ方に即していない。」「期待されているのは、法律家としての自らの見解を十分に展開する中で、必要に応じて、自らの見解と異なる立場に触れる形で、論述することである」
  5. H30採点実感「権利の性質や制限の態様を踏まえて違憲審査基準を定立し、当てはめるという基本的な判断枠組み自体はほとんどの答案に示されていた」
  6. H30採点実感「目的の審査が極めて雑なもの、手段審査がその違憲審査基準に沿っていないものが見られた」「逆に、目的や手段の審査において、自分なりに理由を示して、実質のある十分な検討を行なっているものは全体としても高く評価できた。
  7. H30採点実感「『参考とすべき判例…を踏まえて』論じるように求めているにも関わらず、全く判例に言及しない答案が少なからず見られた

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行政法の起案上の注意点

<総論>

  1. 時間切れになりやすい科目
  2. 行政法は、会議録の誘導に乗っかることが何よりも大事。誘導に乗れるだけで、点数を稼ぐことができる。 誘導には、赤色マーカーで強調。
  3. 誘導に乗れるように、答案構成の骨組み、肉付けに二段階に分けて、答案構成を作成する。まず、簡単に大枠を作り、②の段階では、問題文でチェックするたびに、答案構成に反映していく。これをすることで、チェックしたこと、気づいたことを漏らさずに、答案に反映することができる。
  4. 問題文の事情をそのまま答案構成に移すのは時間ロス。記号や略語を使う。例えば、事実中の事情なら、事実①とか。会議録中の事情なら会話②とか。法令中の事実なら、法令名プラス数字という感じ。これで時間を節約できる。
  5. まず、配点をチェックする。その次に、設問をチェックする。そのあと、参照法令の内容と数をチェックする。これで大体の内容がわかる。
  6. 会話録中で、欠くべき課題が指定されていることが多い。その指定に従うこと。もっとも、解答は、設問の問いに答える形にすること。例えば、H25採点実感では、適法論と違法論として考えられる物を示して答えなさいという条件があったが、これらを並列するだけで、「本件認可は適法か」に答えていない答案が批判されていた。

<論述の注意点>

  1. 原告適格の問題なら、誰の原告適格なのか、対象となる行政処分はなんなのか、被告は誰なのかを特定すること。答案に反映する必要はないが、事案を勘違いしないためにも重要なこと。
  2. H23採点実感「法令と通達の違いを考慮せずに、通達について当然に関係法令に該当すると論じる答案が目立った」
  3. H21採点実感 原告適格について「個々の結論よりも、結論に至る過程でどれだけ説得力のある論述をしているかを重視した

→説得力を持たせるには、結論を導く上で不利な事情も評価するべき。

  1. 設問「どのような主張を行うと考えられるか。また、この主張は認められるか。B市が行う反論を踏まえて、検討しなさい。

→『原告の主張』と、『B市の主張』の主張で項目立てした上で、最後に私見を述べることが望ましい。

「反論踏まえて」とあるなら、必ず反論の内容を明示すべきである。

  1. 「適法とする法律論及び違法とする法律論として考えられるものを示して答えなさい」→「適法とする法律論」と「違法とする法律論」で項目立てして、最後に「私見を述べる」

時間がないなら、「適法とする法律論」と「違法とする法律論と私見」の項目立てで検討してもいい。

  1. H25採点実感「全体として「本件認可は適法か」と問われているにも関わらず、単に「適法とする法律論」と「違法とする法律論」を併記しただけで、自らの見解を示さない答案がかなり多く見られた」
  2. H21採点実感「条文を条・項・号まで的確にあげているか、すなわち法文を踏まえているか否かも、評価に当たって考慮した。
  3. H21採点実感 条例について「法律に基づいて制定された条例なのか、地方公共団体が自主的に制定した条例なのかの区別や、その性質の違いを意識した答案は少数であった」
  4. H21採点実感「問題文中の情報を切り貼りするだけの答案では、回答したことにならない。」
  5. 通達とか内部基準とかが複数ある場合、「通達1(基準1)、通達2(基準2)とかで略すべきである。
  6. H30採点実感「例えば、『専門性』とだけしか述べない答案が少なくない。教育や科学技術など一定の分野に関する専門家・専門組織の判断の村長なのか、政治的判断・公益的見地からの判断の尊重なのか、全国一律で基準を定めるべきでなく地域の特性や地域住民の意見を斟酌すべきゆえに認められる裁量なのかなど、事案の特性を踏まえてもう少し適切な理由づけを考えてほしい」
  7. H29採点実感「要件裁量及び効果裁量については、多くの答案が論じていたが、両者の区別を十分に意識しない答案が少なからず見られた」

民法の起案上の注意点

民法は、特に用意していませんでした。

商法の起案上の注意点

  1. 時間切れになりやすい科目。作成前にメリハリを考えること
  2. 429条責任において、複数の役員等の責任が問われた場合、前提となる解釈(責任の性質論など)及び要件(第三者性、損害など)は、先に簡潔に認定してから、各人の認定に入る。又、任務懈怠の内容が共通する場合には、まとめて認定すること。どうしても、時間が足りなくなる可能性が高いから、コンパクトに論じる工夫をすること。
  3. 特別利害関係株主及び取締役について気づかないことが多い。決議が行われた場合には、必ずこの点を疑うこと。
  4. 条文の条数、項数及び号数まで引用すること。文言は、逐一引用する必要はない。重要論点とか、訴訟要件とかなら引用する。

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民事訴訟法の起案上の注意点

  1. 定義は必ず示す
  2. 教科書知識の重要性
  3. 形式的理由と実質的理由・必要性と許容性。当てはめは多角的視点から行う。一つの観点から深掘りするよりも、多数の視点観点から当てはめをする方が点数が伸びる。

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刑法の起案上の注意点

  1. 刑法(特に各論)の採点項目は細かい。構成要件・結論ごとに大小はあるものの、配点されているものと考えよ。
  2. 結論として、不可罰となる行為であっても、検討するべき。例えば、窃盗後の盗品の処分行為とか。
  3. 事案分析の際には、主体、行為、客体及び結果を特定する。こうすることで、論点落ちを防ぐことができる。
  4. 論点を拾うことも大事だが、構成要件を拾うことも大事
  5. ロースクール期末試験では、財産犯における客体の認定及び罪数認定落ちで点数が伸びなかった。構成要件を一つずつ認定することと、たとえ併合罪となる場合であっても、一言理由をつけて罪数の認定をすること
  6. 財産犯では、既遂未遂の判断方法の論証及び、既遂時期の認定を落としがち。
  7. 〇〇罪の成否という項目名に対する、解答が示されているか。つまり、当該犯罪の成否を忘れずに認定されているか。
  8. 一つの行為に、複数の犯罪が成立する可能性があることを意識すること
  9. 保護法益を意識すること
  10. H30採点実感「小問形式であると誤って捉えてそれぞれの立場からの理論構成を論じただけで完結してしまい、最終的に自説としていかなる結論を採るのか論じられていない答案が散見された」
  11. 事案設定を勘違いしないこと、H30の試験では、設問3は「事例2の6から9までの事実が以下の10及び11の事実であったとする」という事案の設定がされていた。気をつけるべき。

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刑事訴訟法の起案上の注意点

  1. 時間配分に気をつけること。メリハリのある論述
  2. 多角的な視点から当てはめをするべき。複数の事実から、複数の評価を導き、その複数の評価を総合考慮して、中間評価を導く。最後に、規範の文言に合わせる形で、最終評価を加える。
  3. 条文の引用を忘れないこと
  4. 当てはめが得点源である。
  5. 「『逮捕①』の適法性について論じなさい」という設問。→まずは、逮捕の要件充足性を認定する。そのあとに、論点(再逮捕の適法性、別件逮捕勾留など)を論じる。いきなり、論点に飛びつかない
  6. 「『逮捕①』及びこれに引き続く身体拘束の適法性を論じなさい」の設問も一緒。まずは、逮捕の要件と勾留の要件を充足していることを認定すること。ただ、簡潔に要件認定をすればよい。特に、勾留の理由は、207条の指摘が必要だから注意。
  7. 捜索の要件を網羅的に検討できているか。被疑者以外の住居を捜索する場合には特に注意。
  8. 伝聞法則の適用に当たって、まず当該書面の供述者を特定する。また、その供述の中に、他人の供述が含まれていないか検討する。見落としやすい。
  9. 伝聞証拠該当性について、当該書面の性質が、部分ごとに違う場合、その部分ごとに分けて検討する。つまり、書面の一部のみが伝聞証拠という結論もありうる。
  10. 検察官が設定した立証趣旨では無意味となる場合には、立証趣旨には拘束されない。実質的な要証事実を認定する必要がある。
  11. 立証趣旨「殺人及び死体遺棄の犯行状況等」→それぞれの被疑事実との関係で、要証事実を捉える必要がある。(平成23年採点実感)

生活編

睡眠時間は削らない

睡眠の時間が惜しいと感じても、睡眠の時間を削るのはよくありません。期末試験などの短期決戦では、睡眠の時間を削ってインプットしたりするのもありですが、司法試験のような長期決戦型の試験では、無意味です。

時間が足りないと感じても、睡眠時間を削って捻出してはいけません。24時間から睡眠時間を除いた時間内で、工夫して勉強時間を捻出して下さい。

食事は削っても大丈夫

個人的に食事は削っても大丈夫だと思います。1日中断食するのは問題あるかなと思いますが、1日2食ないし1食にするのはありだと思います。食事は時間がとられますし、集中を遮断することにもなります。

私の場合、朝食に、プロテインを飲んで、昼食を抜いて、夕食はがっつり食べていました。 最初は、我慢できずに昼食を取ってしまうこともありましたが、慣れると全然平気になります。間食として、ナッツ類を食べるようにし、1日三杯くらいは、コーヒーを飲むようにしていました。

昼食を抜くだけで、勉強時間は増えますし、より集中して勉強できるようになったと感じています。ググってみると分かりますが、1日1食は、健康上そこまで問題ありません。

ちなみに、司法試験の当日は、軽く昼食を取っていました。かなりエネルギーを使いますし、司法試験の時は、休憩の時にしっかりリフレッシュした方が良いと考えたからです。

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メンタルケアの勉強をする

メンタルケアの知識はある程度持っていくと良いと思います。特に不安症の傾向があることを自覚している人は必ず。

私の感覚では、年明けからじわじわと緊張感が高まってき、それに応じてメンタル状態も悪化していきます。直前にメンタル状況が悪化することを想定して、メンタルケアの勉強をしておくと良いでしょう。

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ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェルユーロ0.7mm黒

起案用のペンは、ペンテルのゲルインキボールペンエナージェルがおすすめです。滑らかな書き心地で、インクの乾きも早いため、速記に最適のボールペンです。司法試験の受験生の多くが利用しているペンだと思います。

個人的には、万年筆も検討しましたが、インク漏れの可能性がありますし、値段も高く、慣れるのにも時間がかかります。起案用のペンは、ペンテルのエナージェルで本当に良いと思ってます。サイズは、好みだと思いますが、私は、0.7を使用していました。

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ドリテック試験用タイマー

こちらは、試験用に作り出されたタイマーです。コンパクトサイズで、無音モードに直感的な操作感を備えた優れものです。試験用タイマーをお探しの方には、超おすすめしたい商品です。私の場合、このドリテックの試験用タイマーと、予備用の腕時計の二つを机上に置いて受験しました。

デジタル表記で残り時間が秒単位で分かるタイマーがあるかどうかで、試験の残り時間の使い方も変わってきます。少しでも有利な環境で受験するためにも、このドリテックの試験用タイマーを使用して頂きたいと思います。

ノック式蛍光ペン

そもそも蛍光ペンを試験に使うかは、意見が分かれるところだと思いますが、私は、蛍光ペンを使う派でした。視覚的処理が可能になりますので、蛍光ペンで色分けして、マーカーを使うのは有効だと思い、使用していました。

ただ、蛍光ペンを使うデメリットが、マーカーを持ち替えたり、蓋を開けたり閉めたりするのに、時間が惜しくなるという点です。そこで、私は、極力時間の消費を避けるためには、ノック式の蛍光ペンを使用していました

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こちらは、高額商品なので強くおすすめは出来ませんが、2019年で最も成功した買物だと思っています。とにかく、ノイズキャンセリング機能が半端ないです。周りの音に敏感で、集中できないという方には、是非、試してもらいたいです。

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最後に

いかがでしたでしょうか。もっと共有したいことがあるので、随時更新するつもりです。

予備試験の勉強法に関してはこちらの記事で解説していますので、興味がある方は是非ご覧ください。

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